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母から受け継いだコートで変化したファッションへの想い~深井 海咲~

母から受け継いだコートで変化したファッションへの想い~深井 海咲~
母から受け継いだコートで変化したファッションへの想い~深井 海咲~
ファクトリエ紹介
2020.12.11
小林 正樹
こんにちは。お笑い担当の小林です。
ファクトリエメンバーの素顔に迫る「メンバー紹介」のコーナー!

ご紹介するのは、2016年に入社した深井 海咲(ふかい・みさき)さん。

入社してすぐ名古屋店の店長を務め、現在は銀座店のコンシェルジュとして活躍している深井さんは、ファクトリエマガジンでも大活躍中なのでご存知の方も多いはず。

今回は、そんな深井さんの素顔をご紹介していきます。
※深井さんの写真はファクトリエでの4年間の写真を織り交ぜております。本人も懐かしがっております(笑)。

ちなみに、深井さんや他のメンバーは今インスタグラムでたくさん投稿していますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

■各メンバーのインスタアカウント
深井さんゆさん羽田野さん上泉さん小林
距離感を感じさせない
深井さんの話しやすさはどこから?
良く思うけど深井さんって、話しやすいよね(笑)。
どういうことですかいきなり(笑)。
距離を感じさせないコミュニケーション力がある感じがしていて、それはどこで身に付けたんだろうと思って。
“身に付けた”ということではないですが、直接お客様に良さを伝えて、良さを分かって買ってくれるっていう面白さは、学生時代のアルバイトで学んだと思います。
学生のころから接客業だったんですね!セレクトショップとかで?
いえ、スターバックスで働いてました!
スタバ!緑のエプロン似合いそう!
ありがとうございます(笑)
スタバでの経験がいまに生きてる、ということですが、どんなことがあったんですか?
例えば、記憶に残っているのは、アップルパイの販売。
(美味しそうなお話かな)
秋のアップルパイを売り出す時期ってあるんです。
うんうん。
で、1時間で3つくらい売れるのが普通なんですが、たくさんお客様に声掛けしたり、良さを一生懸命に伝えたりしているうちに10個も売れたことがあったんです。
アップパイを売らせたら右に出るものがいないってことだね。
(言いたいのはそういうことじゃないんですが・・・(笑))
そのころからコミュニケーション力が優れていたのだと思うけど、学生バイトってそこまでモチベーションが高いイメージはないんですよね。どうしてそんなにがんばれたの?
比較的純粋だとは思います(笑)。単純というか。
そう考える癖が付いてるって感じかもですね。
気持ち的には、「だってそのほうがいいじゃん!」っていう。作業をするなら、何か成果を残したいなっていう気持ちがありました。
なるほど。コミュニケーション力の前に、モチベーション力というか“せっかくやるなら”というマインドが重要ってことなんだなぁ。
そうかもしれないですね。
(▲ときにはファクトリエのストーリーブックのモデルにもなっている深井さん)

性格を形作っていく上で、もっと小さいときの経験がかかわってそうだけど、超大作取材になりそうだからこの辺にしておきますね(笑)。
はい(笑)
ちなみに今は洋服の接客をしたりファクトリエマガジンで動画を撮ったり、ファクトリエの公式LINEアカウントもやってくれていますよね。
はい!前職もファッションブランドで接客業をしていましたので、動画やLINEの文章を書くのは新しいチャレンジですね。
どうですか?楽しい?
楽しいです!
即答ですね。
接客ではお客様が考えもしなかったコーディネートを提案したり、新しいアイテムをおすすめして喜んでもらえることがとてもワクワクしますし、LINEの文章でも、自分の良いと思ったことが相手にも広がるっていうのが楽しいです。
深井さんは物事を深く考えるタイプだから、実は何でもできる気がします。
ありがとうございます。(やけに褒めてくるなぁ、小林さん(笑))
ファクトリエとの出会い
販売員を見つめ直したきっかけとは?
ちなみに、前職はファッションブランドで働いていたということだけど、ファクトリエに転職するきっかけは何だったんですか?
そもそものお話ですが、洋服が大好きなんです。
はい、とても伝わっております(笑)。
幼いころからずっと好きで、その影響は母親なんです。
お母様が!
昔、母は帽子やアクセサリーを作る仕事をしていて、お洒落をするのが大好き。よく可愛いものを着せてもらったり、一緒に選んでたんです。
ぼくとは真逆かもしれない・・・。
そんな悲しい顔しないで・・・。それでたまに、母の真似をして洋服を作って人形に着せたりしていたので、物心ついた頃から洋服は好きだったんですよね。
幼いころからすでに“ものづくり”に触れていたとは!今の仕事とつながるものを感じますね。
そうかもしれませんね。
販売員として初めて“作り手”を意識した出来事
洋服好きだから新卒でファッションブランドに入ったんですね。
はい。で、ファクトリエで言うところの「作り手=工場・職人」を意識する出来事があって。
ほう!
前の会社は台湾でジーンズを作っていたんです。
Made in TAIWAN。
台湾出張に行ったパタンナーさんから「工場ではこのジーンズを履いた写真を大きく引き伸ばして飾っていて、日本のブランドとの取り組みを誇りに思ってくれている」ということを聞いたんですよね。
おお!職人が誇りに想ってくれるのはとてもうれしいことじゃないですか!
そうなんです。そしてこの時初めて「作り手」を意識したんです。
なかなかファッション業界は作り手まで意識が行かないというか、遠い存在っていう感じがありましたからね。ファクトリエはそこを変えようとしてるわけですけども。
そういう作っている人たちのためにもっと製品の良さ、見た目だけじゃないことを伝えていかないといけないし、売る人の責任は売上だけじゃないなって気づいたんです。
ものの背景にある職人の存在やその想いとかですよね。
はい。これがきっかけで「販売員とは何か」を考えるようになっていたんですが、そんな折、偶然ファクトリエを知って「これだ!」と思いました。
ファクトリエの取り組みに共感
これまでのアパレルは、目の前のお客様にどれだけ買ってもえるかを考えながら販売するっていうのが当たり前とされていたけど、そこに違和感が生まれたわけですね。
そうです。でもファクトリエはただ売ろうとするのではなく、作り手の想いやものづくりの現状を伝えるというものじゃないですか。そこがしっくりきたというか。
モヤモヤしていたものが晴れた感じ?
はい。販売する者は“伝え手”だという考え方が、私の販売員としてのなりたい姿にピタッと当てはまりました。
で、コンシェルジュとして応募して見事に採用されたということですね。
入社後すぐに名古屋店の店長に
(▲名古屋店のお客様や革靴工場の上田さんと)

入社後はオープンしたての「ファクトリエ名古屋星が丘テラス店」にいきなり店長として名古屋赴任しましたよね。
はい。小林さんから赴任のお願いをされたわけですが(笑)。
そうですね。覚えております(笑)。その節は・・・m(__)m
これまで一人暮らしをしたこともなかった上に、仕事でも、店長はもちろん、部下を持つことも何もかもが初めてでしたね。
知り合いもきっと少ないでしょうしね。私も熊本に来て同じ立場ですので、深井さんの気持ちがよくわかります・・・(笑)。
ふふ。でも、自分の仕事は山ほどあるのに他のメンバーのことにも気を配らないといけない状況は相当大変でした・・・。
なんかすいません・・・(笑)。
いえいえ(笑)。とはいえ、最初のころは、身近に相談できる人もいなくて落ち込むときもあったんですけど、だんだんお顔のわかるお客様が遊びに来てくださって、“同志が増えている”っていう喜びや心強さに支えられました。
さすがポジティブ。
まさに慣れですね。もともとポジティブなのでくよくよしません!
同志、素敵です。私も負けずに同志を作ります。
大切にしている言葉は
「想像力は最大の美徳」
みんなに聞いているんですが、大切にしてる言葉とかありますか?座右の銘のようなもの。
「想像力は最大の美徳」ですね。
なんか素敵な言葉ですね。
これは、フランスの小説家 フランソワーズ・サガンさんの言葉なんです。
(いったいこんな素敵な言葉にどうやったら出会えるだろう・・・)
この言葉は「転職しよう!」と思い始めるちょっと前に出会った、お姉さん的存在の方から教えてもらったんです。
(▲商品開発・岡田さんと並んでクリスマス企画の撮影の一コマ)

具体的にどういう意味が込められているんですか?
フランソワーズ・サガンさんがおっしゃっているのは、「(知性とは)残念ながら皆には手の届かない贅沢です。結局のところ、想像が唯一の基本的な美徳ではないかと思います。想像力があれば人の身になれる、ということは相手が理解できる。したがって相手を尊重できるわけです。」
「相手を理解し、尊重するために想像力が必要で、相手の身になれるということはなんて美しいでしょう」ということですね。いい言葉です。
はい。それまでは「想像力って大事だよなぁ」とぼんやり思っていたんですが、この言葉と出会って自分の中にある何かと一致して腑に落ちたんですよね。
相手に理由を求める前に、この人はなぜこうなったのかまず想像してみる。
ちょっと深堀したいんですが、なんでこの言葉がしっくり来たんだと思います?
う~~ん。私、学生の頃とかすごいひねくれてたんですね。ほんと可愛くない10代だったんですよ(笑)。
なんということでしょう!?(笑)
ですよね(笑)。あまり人を気遣うことができなかったんですよね。でも、この言葉に出会ってから、相手に理由を求める前に、この人はなぜこうなったのかまず想像してみることが大切なんだと気づきました。
深いですね・・・。相手の行動の背景をおもんぱかることで、真意を図ることができると。
そうなんです。想像力を働かせることは自分にとってもプラスだと思っています。
想像して相手のことを考えることが、自分にとっても良いことだと?
はい。例えば、相手がきっかけで何かトラブルがあった時に、理由なく何でも許してあげるんじゃなくて、想像力を働かせてちゃんと理解する。そうすることで自分にとって無理がないし、我慢にならないなって。
相手の状況や立場なども含めて、想像するんですね。でもさ、深井さん・・・。
???
とはいえ限界あるんじゃない?(笑)。想像したのにどうしても理解できないこととかあったり。
あったと思いますけど、寝たら忘れちゃいますね(笑)。
(笑)。
そこまで突き詰めないのかもしれないですね。まぁいっかって割と早めになります!まだ私には分からないから聞いてみたり。その時の状況に応じて行動するようにしています。
そういう時は、深井さんの持ち合わせたポジティブさが発揮されるわけですね。
そういっていただけるとうれしいです。
他人に対する“思いやり”でもありながら、自分に対しても“思いやる”ことにつながる。とても勉強になりました。
普段の接客にも“想像力”
(▲骨格診断士の資格も持つ深井さん。受けたい方はぜひお問い合わせを!)

ちなみにこの座右の銘を体現した出来事はありますか?
そうですね・・・スラックスを履いたことがないお客様がご来店された際のエピソードがあります。
うんうん。
そのお客様は普段の格好がきちっとされている方だったので、カジュアルさを加えるのに抵抗があると思ったんです。ただ、話を聞くうちに“パーカーと合わせればこの方の好みも入れつつ、新しさもプラスされるのではないか”と考え、ご提案してみました。そしたらとっても気に入っていただけて、購入してもらえたのが嬉しかったです!
単純に自分がいいと思ったものを勧めるのではないということですね。
はい。それはただの押し付けかなと思います。相手の気持ちを想像すると、このお客様は何を求めているのか、何が最善なのか見えてくる感じ。
いやぁ~、なんか深井さんのファンが多いのもうなづけますね。そういうところに虜になっちゃうんでしょうね。
ありがとうございます!
深井さんの“語れる逸品”
母から受け継いだ「コート」
話は変わりますが、大切にしているものとか相棒と呼べるようなものはありますか?
あります。母から受け継いだ「黒のロングコート」です。
洋服好きのお母様からもらったものですね!
30年前、パリコレで旋風を巻き起こした「黒の衝撃」っていうのはご存知ですよね。「ヨウジヤマモト」の山本耀司さんと「コムデギャルソン」の川久保玲さん。この二人のデザイナーが、当時エレガンスが主流だったパリコレにおいて“ネガティブなもの”とされていた“真っ黒”のコレクションを発表し、大きな話題となったムーブメントなんです。
当時は、日本でも黒が流行し、「カラス族」という現象まで生まれてましたね。
このコートは、母がこの時にコムデギャルソンで購入したものです。
30年前なのに、ほとんど傷んでないし、きっと大切に使われていたんですね。
私と同じくらいの歳の時に買ったらしく、決して安くない買い物だったから相当悩んだそうです。母は結婚式やパーティーなどおしゃれする時に着ていたようです。
それを受け継いで、深井さんも着ている。
はい。私も、ここぞという時にこれを着ます。着るとやっぱり気分が上がるし、かっこいいものを着てると自信が出てきます!
お母様から受け継がれたコート。きっと「モノ」だけでなく、着たときにお母様の気持ちも伝わる素敵な逸品ですね。お母様もきっと着ている深井さんを見て嬉しく思っているに違いないですね!
“いいものを長く”の考え方に変化
(▲こちらは深井さんが長く愛用しているファクトリエの「フロントタックワイドパンツ」。本人が語っている動画もありますよ)

ファクトリエもいいものを長く使う、というメッセージを大切にしてるので、とても共感できるエピソードです。
このコートを貰ってから私自身の「買い物」にも変化が起きましたね。
どんな変化ですか?
昔はファストファッションでたくさん買っていたんですけど、今は買う前にクローゼットの中を見て考えてから買うようになりました。一点単価は上がったけど、大切に長く着られる方が良いと思うようになりました。
お母様は、このコートを購入した時はまさか自分の子どもが着ることなんて考えもしなかったでしょうね。
きっと、そうですよね。
深井さん自身もまた、悩んで悩んで買ったものを自分の子どもにあげる時がくるのかなぁ。と思うと心あたたまる感じ。
いいものを伝えていきたいですね。
ファクトリエは何でもやらせてくるのが
ワクワクして楽しい
(▲アロハシャツが抜群に似合いますよね)

最後に素朴な質問を一つ。ファクトリエで働いていて何が楽しいですか?
何でもやっていいところですね。それは販売員の仕事じゃないからお前はやるなってならない。
LINEの公式アカウントもやってるくらいですもんね。
大きい会社にいたら、大きな歯車の中で自分の存在はほんの一部。でもファクトリエでは、自分の頑張り次第でそれをいくらでも広げられる可能性を感じられるところがワクワクするし楽しいです。
ファクトリエマガジンももっとワクワク、楽しいものにしていきましょう!
はい!ありがとうございます!

まだまだ面白い話もありましたが、そろそろ終わりにしたいと思います。
深井さんは銀座店で勤務していますので、もっと話を聞きたい方、接客を受けてみたい方はぜひ訪れてみてください!
きっと深井さんは最高な笑顔で皆さんをお待ちしています。
それでは!
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小林 正樹
お笑い担当としてファクトリエに笑いを届けています。メルマガや商品ページの文章作り、熊本本店の店長でもあります!熊本にいるからこそ九州の工場さんに会いに行って直接お話を聞いたり、現場からしか伝えられない熱さをお届けしています!