洗濯は米粒がポイント。LIONのプロに聞いた洗濯のすゝめ
山田 敏夫
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山田 敏夫
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小林 正樹
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洗剤、石鹸、歯磨き粉などのトイレタリー用品はもちろんのこと、医薬品や化学品まで手掛ける大手メーカーの「ライオン」。
じつはこのライオンには「お洗濯マイスター」と呼ばれる、洗濯のプロフェッショナルが在籍しており、日々の洗濯が楽しく、そしてより効果的に、快適になるよう技術に基づいたノウハウを広めために活動されています。
“洋服を消耗から愛着に変える”
という想いを持つファクトリエとして、長く大切に洋服を着るために正しい洗濯方法を「お洗濯マイスター」に学びたい!
ということで、家庭向けおよび業務用洗浄剤の研究・開発に約30年従事されているまさに洗濯のプロである、ライオンの山縣 義文さん(やまがた よしふみ)にいろいろ聞いてきました。
ランチタイムがベスト!?
これを知ってるだけで気持ちの落ち込み具合を抑えることができます。
どうすれば汚れが落ちるのか。
その答えは、
なんと「ご飯粒」。
ご飯粒を使用して汚れを落とすのです!
梅干大のご飯粒を用意しそれに液体洗剤を数滴混ぜます。
出来上がった「ご飯粒洗剤」をボールペン汚れに擦り込み、プラスチックスプーンやヘラで再度ゴシゴシ擦ります。
すると・・・・・・・・・・見事にボールペン汚れが落ちます。
そのほかにも、汚れをしっかり落とすコツは、
1.できるだけこまめに洗濯する。まとめ洗いをしない
2.目立つ汚れがあれば前処理する
3.詰め込み洗いはしない
4.洗濯ネットを上手に使う
5.汚れをしっかり落とす洗剤を使う
という5つ。
では今回はこの中でも間違いだらけの「洗濯ネットの使い方」をご紹介します。
どれを選ぶのが正解?
使用するネットは衣類に適したサイズを選んでください。
シャツだと30cm×30cmの中くらいのものがベスト。
そして、ネット一つにたいして一つのお洋服を入れるのが理想。
ここでポイントなのは、「畳んで入れる」ということ。
ついつい一つのネットにお洋服を詰め込んでしまいがちですが、グラフにあるようにネットの大きさによって汚れの落ち方が違います。
面倒くさく感じるかもしれませんが、畳んで入れることでシワが付きにくく、アイロンをかける手間が省けます。
洗う前のちょっとした工夫が、あとの工程を楽にしてくれます。
お洗濯は、洗濯機だけに頼るのではなく、洗濯をする前後の作業がとても重要になってきます。
お洗濯前には絵表示を確認し、お洋服にあったお洗濯方法でお洗濯してください。
それにより、お洋服の縮みや色落ちなどを防ぐことができます。
絵表示が22種から41種になりより細かな表示になり、シンプルな絵表示になるなど、今まで以上にお洗濯方法の見分けが難しく混乱してしまっていることもあると思います。
そんな混乱したときに私がいつも使っているのが、(というよりも山縣さんに教えてもらったのが)ライオン公式アプリ「これ洗える?」です。
これがなかなかわかりやすいです。
絵表示はもちろん、家の洗濯機で洗えるかどうか、また表示にあった洗剤や、洗い方などを教えてくれます。
一人暮らしの方や、主婦の方にも、とても役立つアプリです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
これからも生活に便利な情報をお届けしてまいります!
羽田野