自宅で洗える春夏ニット!
発色が美しい、
サラサラ・スリムなVネック

春夏にぴったりな“シャリ”“サラサラ”とした清涼感抜群のニットが完成しました。

手掛けたのは国産ニットの一大産地・新潟県五泉市にある「川島」。この「16Gベーシックニット」を完成させるまでに試作の回数は数知れず。首周りの作り、袖や身幅の長さ、着丈など、ファクトリエと川島の皆さんで試行錯誤を繰り返して作り上げた、春夏のNEWベーシックニットです。

その特徴について、まず生地から見ていきましょう。

ちなみに、ファクトリエ銀座店コンシェルジュの中島さんがこのニットの魅力を動画で存分に語っているのでぜひご覧くださいね。

毛羽が少ないからチクチクしない!
素肌に着ても気持ちいいニット

特殊な紡績方法で作られた「コンパクトスピニングヤーン」と呼ばれる糸。

これはコットンの糸を長繊維のポリエステルで包み込んだ糸のことです。糸の表面にある“毛羽”を伏せて作られていて、通常の糸と比較をすると格段に毛羽が少ないのが特徴。コットンの糸を芯として、その周りをぐるぐるとポリエステル糸で巻き付けた糸なんです。

コンパクトスピニングヤーンの魅力は、「毛羽が少ない」のでチクチクしにくいことですが、糸の表面が染色しやすいポリエステルということで、とても美しい発色も魅力なんですよ。

16G(16ゲージ)の細めの糸を使っているので、触り心地も抜群です。

▲色に深みがあって、とても鮮やかです。(こちらは「ブルー」)

▲光沢が強めの生地はどうしてもいやらしさが出てしまいますが、コットンとポリエステルという2種類を掛け合わせた特別な糸なので、とても光沢が控えめ。コットンだけだと光沢が弱く、逆にポリエステルは光沢が強すぎる。その中間を取ったような、優しい光沢の生地に仕上がっています。

サラッとしていて触っただけで“涼しそう”と感じる生地です。素肌で着るとその気持ちよさをさらに体感できますよ。(実際に素肌で着ることもできますが、個人差でわずかに透けるかもしれません)

自宅で洗える!

そしてこのニットは自宅で洗えるのがとても嬉しいポイント!

汗をたくさんかく夏だからこそ、気軽に洗えるのは嬉しいですよね。
ちなみに、詳しい洗濯方法は、末尾の「洗濯について」でご覧くださいね。

細身のボディながら、
タイトすぎない“ちょうどいい”を追求

着心地と同じく大切なのがシルエットのカッコよさ。
今回は川島のNEWベーシックを目指すために、何度も試作を繰り返して納得のいくシルエット、パターンが完成しました。

ちょうどいい袖の長さ、タイトすぎずゆるすぎないボディ(身幅)など、ニット1枚で出かける季節だからこそ、スタイリッシュなシルエットに仕上げています。

また襟周りのすっきり感もポイント。

▲襟の作りは「シングルリブ」にすることで、シンプルですっきりした印象に。(逆に川島の冬物ニットは、襟の生地がボディを挟み込むダブルリブが多かったんです)

少しの違いに思えますが、“爽快感”がぐっとますので、今回の生地、シルエットにはぴったりはまる襟周りです。

▲手首のリブもすっきりと。袖を上げて7分袖として着るのもかっこいいですよね。もし少し寒いと感じたときは、さっとジャケットやパーカーを羽織るのもOK。薄手の生地なので、ごわつくこともなくストレスがありませんよ。

※注意

今回のコットンニットは、ウールなど獣毛と違い、伸びると元に復元しづらい素材です。そのため、袖を上げた後に元に戻すと、袖口がだらんと伸びることがありますが、これは素材の特性上、どうしても起きます。

ただし、洗濯するとほぼ元通りに戻りますので、ご安心くださいませ。

ニット工場「川島」に聞いた
このニットへの想い

「ファクトリエは主にECサイトで販売されるということで、多くの方にとって着やすいニットを目指しました。その一つが「自宅でケアできること」。そしてもちろん着心地も大切にしつつ、手に取りやすい価格も目指して工夫したニットです。

ぜひたくさんの人に着用していただきたい、新しい川島のベーシックです」

こだわり抜いた夏にぴったりなこのニット。
ぜひ気持ちよく夏を過ごしてくださいね!

■お手入れ方法

・着脱時には次の点に十分ご注意ください。
・着用後は中2日ほど空けることを推奨いたします。
・着用時にベルト・バッグ・アクセサリー・周囲の壁など、表面の粗いものとの摩擦や、引っかかりにご注意ください。
・水洗いやクリーニングの際にも他のものとの引っかかりにご注意ください。

■洗濯について

・ご自宅で手洗い、もしくは押し洗いも可能です。裏返して畳み、桶や洗濯層でやさしく押し洗いをすることを推奨いたします。
・洗い終わったら脱水機で、短時間(30秒程度)脱水を行ってください。
・縮み型崩れの原因となりますので、洗濯後はすばやく干してください。
・手のひらで軽くシワを伸ばし、形を整えてから平干台などを使用し日陰で平干してください。
・縮み、型崩れの原因となるので、手絞り、乾燥機のご使用は控えてください。

■保管方法について

・着用の季節が終わりましたら、汚れを落としてきれいに洗濯してから保管してください。
・なかなか取れない汚れはシミの可能性がございます。シミ化の場合はお早めにクリーニング店にてご相談ください。
・湿気は虫食いやカビの原因となります。 風通しの良いところに保管ください。また、クリーニング後のビニール袋は、湿気が溜まりますので必ず取り出して保管ください。
・保管には必ず防虫剤を施してください。防虫剤は一般に空気より重く上から下の方に効果が発揮されますので、上部に設置ください。