JavaScript を有効にしてご利用下さい.
年末年始に関するお知らせ2024(2024/12/10)
2017.08.24 thu
大草直子さんと行く工場ツアーin岩手
「最高のニットが生まれる場所へ」
岩手県北上市のニット工場「株式会社ユーティーオー(UTO)」。 今回のチャリティー企画では、大草さんのカシミヤニットを製作して頂いています。 「うっとりするような素晴らしい仕上り」と、 大草さんが惚れ込んだ最高のカシミヤ製品はどのようにつくられているのか、 大草さんと一緒にものづくりの現場を訪ねました。
平均年齢30才。期待の若手が集まる工場。
2011年の7月に山梨から長閑な田園風景が広がる北上へ自社工場を移したUTO。 移転当初3名でスタートした工場では、現在11名の若手が活き活きとものづくりに励んでいます。
大草さん:こんにちは!今日はよろしくお願いします! ファクトリエ山田:お久しぶりです!今日はお邪魔します! UTO代表取締役 宇土さん:ようこそいらっしゃいました。こちらこそよろしくお願いします。 UTO工場長 遠藤さん:さぁ、入ってください。今日は工場のみんなで楽しみに待っていました。工場のみんなを紹介させてください。 (以下敬称略)
工場長の遠藤さんの呼びかけで集まってくださったのは、平均年齢30才のフレッシュな皆さん。 50、60代が当たり前の業界においてこれほど若手が多い工場は珍しい貴重な工場です。 それぞれのお名前と仕事の担当をうかがい、さっそく働く様子を見学させてもらうことになりました。
ニットづくりのすべての工程を自社内で。
宇土:編み立て、リンキング、縫製、仕上げ。ニット業界は基本的にあらゆる工程が分業ですが、 私たちはそのすべてを自社内で行う非常に珍しい他社にはない生産体制をとっています。 遠藤:スタートから数年は大変でしたが、そのお陰で手抜きのない非常に丁寧なものづくりが可能になりました。 大草:これが編み機ですか? 遠藤:そうです。本社から届いた仕様を編み機にプログラムして編み地をつくります。編み機で行う編み立ての工程以外は、ほぼすべてが手作業です。 宇土:これが指示書です。すべての仕様、各工程でかかる時間などが細かく記載されています。 大草:うわぁ、ものすごく手間がかかるってことですね。
永く続くお客様とのコミュニケーション。
宇土:大草さんのニットはゲージが細かいので編み立てにとても時間がかかります。 更に糸の色がベーシックなので、色が混じったラフな糸に比べて粗が目立ちやすくかなり気を遣います。 大草:これはネガをチェックする台ですか?昔は編集部にもあったなと。 職人:そうです。ここで編み上がったパーツひとつひとつに目を通して、目落ちが無いかチェックをするんです。 宇土:自社でつくった製品は修理も受けています。虫食いなどの穴開きに対応するために、使用した糸を捨てずに保管しています。 大草:お客様が送ってくるんですね。物を通してずっとコミュニケーションが続くなんて本当にすごい信頼関係ですね。 それが本物のブランドだと思います。
カシミヤは自分で洗う。それが一番のお手入れ方法。
宇土:うちは洗いが特徴なんです。一枚一枚洗濯機で洗います。 遠藤:水の温度は40℃。洗う枚数によってお湯の量を調整しますが最大でも6枚くらいまで。物によっては1枚ずつ洗います。 脱水後に元のサイズに伸ばしたら、一昼夜平干しで自然乾燥します。これでふわふわに仕上がります。 大草:私たちの自宅の洗濯機で洗ってもいいですか? 遠藤:もちろんです。洗濯機の手洗いモードを選択してください。(ドラム式は×)ネットに入れてお湯の温度に気をつければ大丈夫。 洗剤には普段使っているシャンプーとリンスでOKです。カシミヤも髪の毛と同じタンパク質ですからね。 宇土:カシミヤは40℃のお湯につけることで少し縮みが出て、編み込まれていた繊維が外に出てくるんです。それであのふわふわの肌触りになる。 大草:本当だ!編み立てたばかりの生地と全く手触りが違う!洗うことでこの風合いになるんですね。 宇土:更に、UTOでは首まわりが伸びないように、洗濯の前にしつけ糸で延び留め作業を行います。すべて手作業です。 量産品では絶対にやらない手間のかかる工程です。 大草:ん~~、すごく丁寧なお仕事ですね。感動してしまいます。 宇土:丁寧に手入れをしていればカシミヤは永く着られます。3、4年目が一番良い状態になるんですよ。
最高のニットに欠かせないリンキングという技術。
宇土:リンキングと呼ぶパーツとパーツをつなぐ技術が最も重要です。山梨から工場を移したのも、腕の良いリンキング職人が高齢化してしまったから。 北上にはリンキングの若い職人がいたんです。UTOでは30代にしてリンキング歴13年の女性がリーダーとなり後輩を育ててくれています。 大草:それは頼もしいですね。 宇土:リンキングは、ひと目でも落ちたら目落ちとなりやり直しになります。 大草:それは大変!これは邪念があると間違えたりするの? 職人:できれば無心で何も考えていない方が良いのかもしれません。 大草:どのタイミングで目落ちがないかの確認するんですか? 職人:ある程度そのつど確認はしていますが、最後に気がつくこともありますよ。解くのはとても大変です。 大草:すごいなぁ。気が遠くなりそう……。 宇土:他にも、タグ付けの縫製や指示された寸法に仕上げる作業などが続きます。
いよいよ大草さんのリンキング体験がスタート!
宇土・遠藤:さて大草さん、実際にリンキングを体験してみましょうか。 大草:え~と、これを私が体験するんですね。う~ん、できるかなぁ。 職人:最初のところをやってみますね。白とグレーの糸の境目にある輪っかにひとつずつ針を入れていきます。 大草:えっ、全然わからない……。輪ってここのこと?あ~分からないよ~。
職人:入っているところと、いないところがありますね。目が少し飛んでいます。輪の隣を見ながら進めてみましょうか。 大草:なるほど、次の目を見れば良いのね。う~ん、4目くらいしか進んでいません。これは皆さんできるようになるんでしょうか? 職人:初めはできませんでしたよ。緊張していてあまり覚えていませんが。 大草:初心者は、どんな製品からつくり始めるのですか? 職人:ストールが基本です。糸の色も見やすい青などの濃い色でした。 大草:どのくらいで出来るようになりましたか? 職人:毎日8時間は作業をしますし、1週間程度でどうにかできるようになりました。先輩たちの指導も素晴らしいので上達できました。 大草:適性のようなものはあるのですか?担当は誰が決めるの? 宇土:先輩のリーダーが見極めるのですが、今はリンキングの技術者を育てたいと思っています。 日本でもこのリンキングができないために、ミシンで縫製をしているところが多いんですよ。
職人:さあ、そろそろゴールが見えてきましたね。 大草:いや~、殆どやっていただいたような気がします。自然にやっているように見えるのに……できないものですね。 宇土:具合が悪くなる人もいますよ。目を使いますからね。 大草:本当ですね!これは視力と集中力が重要だなと思いました。 職人:最後に一周を縫い上げて終わりです。足元のペダルを踏んで編み上げましょう。 大草:えっ?!これはリンキング機にセットするための準備作業だったんですか? 宇土:笑。そうです。驚きましたか? 大草:それでは、完成の瞬間を撮影してくださいね。やったー!!できたーー!笑 宇土:最後に機械から外すのは爽快でしょ?大草さんリンキング体験はどうでしたか? 大草:いや、これは大変な作業ですね。私はリンキングでは合格しませんね。アイロンなら自信があります。笑
UTOだからできる丁寧なものづくりを続けたい。
大草:工場で働く皆さんが明るくて清々しくてとても良い雰囲気ですね。カシミヤみたいなお人柄だなと思います。 宇土:ありがとうございます。工場長の遠藤とリンキングができる女性一人とプログラミングができる女性一人の3名でスタートしましたが、今では11名にまで増えました。 みんな北上が地元のまじめで有望な若者たちです。 大草:今回お願いしたニットもとても素晴らしい仕上りですね。色も肌触りも最高です。 宇土さん:表と裏の両側で着られるように首元の編み上がりが心配でしたが、これは大草さんでなければ生まれなかったアイデアだと思います。 大草:絶妙で、とても美しく仕上がっています。ぜひ一枚で素肌に着て欲しいですよね。 宇土:ボタン選びや、袖口が伸びないように施したダブリングもこだわりですね。 大草:リンキングの縫い目も美しいなぁ。この縫い目が表に出ても良いくらいです。 宇土: UTOは、すべての編み地をリンキングでつなぎます。「ソーイング」ではなく「リンク」です。 他社のようにミシンで縫製をせず、手間のかかるリンキングでつなぎ合わせるからこそ最高の着心地になるんですよ。 だからこそ、この技術をしっかりと継承して職人を増やしていきたいと思います。 大草:とても素晴らしいと思います。ぜひこれからものづくりをご一緒できればと思います。今日は本当にありがとうございました。 宇土:こちらこそ、ありがとうございます。ぜひ今後もご一緒しましょう。
最後は工場のみなさんと記念撮影。
遠藤:さあ、最後にみんなで記念撮影をしましょうよ。 大草:はい。山田くん声掛けお願いしますよ! 山田:みなさ~ん、それでは楽しそうに歯を見せて笑いましょう。後でチェックしますからね。みんなで腕を組んで、ハイ!チーズ!!
東北新幹線の北上駅から車で15分程度。緑のあふれる静かな町の小さな工場でつくられるふわふわのカシミヤニット。 触れただけで魅了される最高の品質は、この道50年のベテラン工場長を中心に、地元の若手が清々しく働く工場だからこそ生まれるものでした。 これからも、ファクトリエでは素晴らしいものづくりの現場を訪ねて歩きたいと思います。UTOのみなさん、大草さん、ありがとうございました。
- Meeting Room -
2017.5.29
Kick Off Meeting!
2017.8.5
商品製作舞台裏三尋木 奈保
2017.8.11
商品製作舞台裏望月 律子
2017.8.18
商品製作舞台裏大草 直子
Special Contents
大草直子さんとものづくりの現場を訪ねます
大草直子さんインタビュー
三尋木奈保さんインタビュー
望月律子さんインタビュー
【大草直子さん監修】育てるホワイトカシミヤ大判ストール ¥ 32,000 (税抜)
【望月律子さん監修】ウオッシュドオックスフォードシャツ ¥ 12,800 (税抜)
【三尋木奈保さん監修】Vコクーンワンピース ¥ 34,000 (税抜)
買って間違いなし!ファクトリエのマストバイ
2017.08.24 thu
大草直子さんと行く工場ツアーin岩手
「最高のニットが生まれる場所へ」
岩手県北上市のニット工場「株式会社ユーティーオー(UTO)」。
今回のチャリティー企画では、大草さんのカシミヤニットを製作して頂いています。
「うっとりするような素晴らしい仕上り」と、
大草さんが惚れ込んだ最高のカシミヤ製品はどのようにつくられているのか、
大草さんと一緒にものづくりの現場を訪ねました。
平均年齢30才。期待の若手が集まる工場。
2011年の7月に山梨から長閑な田園風景が広がる北上へ自社工場を移したUTO。
移転当初3名でスタートした工場では、現在11名の若手が活き活きとものづくりに励んでいます。
大草さん:こんにちは!今日はよろしくお願いします!
ファクトリエ山田:お久しぶりです!今日はお邪魔します!
UTO代表取締役 宇土さん:ようこそいらっしゃいました。こちらこそよろしくお願いします。
UTO工場長 遠藤さん:さぁ、入ってください。今日は工場のみんなで楽しみに待っていました。工場のみんなを紹介させてください。
(以下敬称略)
工場長の遠藤さんの呼びかけで集まってくださったのは、平均年齢30才のフレッシュな皆さん。
50、60代が当たり前の業界においてこれほど若手が多い工場は珍しい貴重な工場です。
それぞれのお名前と仕事の担当をうかがい、さっそく働く様子を見学させてもらうことになりました。
ニットづくりのすべての工程を自社内で。
宇土:編み立て、リンキング、縫製、仕上げ。ニット業界は基本的にあらゆる工程が分業ですが、
私たちはそのすべてを自社内で行う非常に珍しい他社にはない生産体制をとっています。
遠藤:スタートから数年は大変でしたが、そのお陰で手抜きのない非常に丁寧なものづくりが可能になりました。
大草:これが編み機ですか?
遠藤:そうです。本社から届いた仕様を編み機にプログラムして編み地をつくります。編み機で行う編み立ての工程以外は、ほぼすべてが手作業です。
宇土:これが指示書です。すべての仕様、各工程でかかる時間などが細かく記載されています。
大草:うわぁ、ものすごく手間がかかるってことですね。
永く続くお客様とのコミュニケーション。
宇土:大草さんのニットはゲージが細かいので編み立てにとても時間がかかります。
更に糸の色がベーシックなので、色が混じったラフな糸に比べて粗が目立ちやすくかなり気を遣います。
大草:これはネガをチェックする台ですか?昔は編集部にもあったなと。
職人:そうです。ここで編み上がったパーツひとつひとつに目を通して、目落ちが無いかチェックをするんです。
宇土:自社でつくった製品は修理も受けています。虫食いなどの穴開きに対応するために、使用した糸を捨てずに保管しています。
大草:お客様が送ってくるんですね。物を通してずっとコミュニケーションが続くなんて本当にすごい信頼関係ですね。
それが本物のブランドだと思います。
カシミヤは自分で洗う。それが一番のお手入れ方法。
宇土:うちは洗いが特徴なんです。一枚一枚洗濯機で洗います。
遠藤:水の温度は40℃。洗う枚数によってお湯の量を調整しますが最大でも6枚くらいまで。物によっては1枚ずつ洗います。
脱水後に元のサイズに伸ばしたら、一昼夜平干しで自然乾燥します。これでふわふわに仕上がります。
大草:私たちの自宅の洗濯機で洗ってもいいですか?
遠藤:もちろんです。洗濯機の手洗いモードを選択してください。(ドラム式は×)ネットに入れてお湯の温度に気をつければ大丈夫。
洗剤には普段使っているシャンプーとリンスでOKです。カシミヤも髪の毛と同じタンパク質ですからね。
宇土:カシミヤは40℃のお湯につけることで少し縮みが出て、編み込まれていた繊維が外に出てくるんです。それであのふわふわの肌触りになる。
大草:本当だ!編み立てたばかりの生地と全く手触りが違う!洗うことでこの風合いになるんですね。
宇土:更に、UTOでは首まわりが伸びないように、洗濯の前にしつけ糸で延び留め作業を行います。すべて手作業です。
量産品では絶対にやらない手間のかかる工程です。
大草:ん~~、すごく丁寧なお仕事ですね。感動してしまいます。
宇土:丁寧に手入れをしていればカシミヤは永く着られます。3、4年目が一番良い状態になるんですよ。
最高のニットに欠かせないリンキングという技術。
宇土:リンキングと呼ぶパーツとパーツをつなぐ技術が最も重要です。山梨から工場を移したのも、腕の良いリンキング職人が高齢化してしまったから。
北上にはリンキングの若い職人がいたんです。UTOでは30代にしてリンキング歴13年の女性がリーダーとなり後輩を育ててくれています。
大草:それは頼もしいですね。
宇土:リンキングは、ひと目でも落ちたら目落ちとなりやり直しになります。
大草:それは大変!これは邪念があると間違えたりするの?
職人:できれば無心で何も考えていない方が良いのかもしれません。
大草:どのタイミングで目落ちがないかの確認するんですか?
職人:ある程度そのつど確認はしていますが、最後に気がつくこともありますよ。解くのはとても大変です。
大草:すごいなぁ。気が遠くなりそう……。
宇土:他にも、タグ付けの縫製や指示された寸法に仕上げる作業などが続きます。
いよいよ大草さんのリンキング体験がスタート!
宇土・遠藤:さて大草さん、実際にリンキングを体験してみましょうか。
大草:え~と、これを私が体験するんですね。う~ん、できるかなぁ。
職人:最初のところをやってみますね。白とグレーの糸の境目にある輪っかにひとつずつ針を入れていきます。
大草:えっ、全然わからない……。輪ってここのこと?あ~分からないよ~。
職人:入っているところと、いないところがありますね。目が少し飛んでいます。輪の隣を見ながら進めてみましょうか。
大草:なるほど、次の目を見れば良いのね。う~ん、4目くらいしか進んでいません。これは皆さんできるようになるんでしょうか?
職人:初めはできませんでしたよ。緊張していてあまり覚えていませんが。
大草:初心者は、どんな製品からつくり始めるのですか?
職人:ストールが基本です。糸の色も見やすい青などの濃い色でした。
大草:どのくらいで出来るようになりましたか?
職人:毎日8時間は作業をしますし、1週間程度でどうにかできるようになりました。先輩たちの指導も素晴らしいので上達できました。
大草:適性のようなものはあるのですか?担当は誰が決めるの?
宇土:先輩のリーダーが見極めるのですが、今はリンキングの技術者を育てたいと思っています。
日本でもこのリンキングができないために、ミシンで縫製をしているところが多いんですよ。
職人:さあ、そろそろゴールが見えてきましたね。 大草:いや~、殆どやっていただいたような気がします。自然にやっているように見えるのに……できないものですね。
宇土:具合が悪くなる人もいますよ。目を使いますからね。
大草:本当ですね!これは視力と集中力が重要だなと思いました。
職人:最後に一周を縫い上げて終わりです。足元のペダルを踏んで編み上げましょう。
大草:えっ?!これはリンキング機にセットするための準備作業だったんですか?
宇土:笑。そうです。驚きましたか?
大草:それでは、完成の瞬間を撮影してくださいね。やったー!!できたーー!笑
宇土:最後に機械から外すのは爽快でしょ?大草さんリンキング体験はどうでしたか?
大草:いや、これは大変な作業ですね。私はリンキングでは合格しませんね。アイロンなら自信があります。笑
UTOだからできる丁寧なものづくりを続けたい。
大草:工場で働く皆さんが明るくて清々しくてとても良い雰囲気ですね。カシミヤみたいなお人柄だなと思います。
宇土:ありがとうございます。工場長の遠藤とリンキングができる女性一人とプログラミングができる女性一人の3名でスタートしましたが、今では11名にまで増えました。
みんな北上が地元のまじめで有望な若者たちです。
大草:今回お願いしたニットもとても素晴らしい仕上りですね。色も肌触りも最高です。
宇土さん:表と裏の両側で着られるように首元の編み上がりが心配でしたが、これは大草さんでなければ生まれなかったアイデアだと思います。
大草:絶妙で、とても美しく仕上がっています。ぜひ一枚で素肌に着て欲しいですよね。
宇土:ボタン選びや、袖口が伸びないように施したダブリングもこだわりですね。
大草:リンキングの縫い目も美しいなぁ。この縫い目が表に出ても良いくらいです。
宇土: UTOは、すべての編み地をリンキングでつなぎます。「ソーイング」ではなく「リンク」です。
他社のようにミシンで縫製をせず、手間のかかるリンキングでつなぎ合わせるからこそ最高の着心地になるんですよ。
だからこそ、この技術をしっかりと継承して職人を増やしていきたいと思います。
大草:とても素晴らしいと思います。ぜひこれからものづくりをご一緒できればと思います。今日は本当にありがとうございました。
宇土:こちらこそ、ありがとうございます。ぜひ今後もご一緒しましょう。
最後は工場のみなさんと記念撮影。
遠藤:さあ、最後にみんなで記念撮影をしましょうよ。
大草:はい。山田くん声掛けお願いしますよ!
山田:みなさ~ん、それでは楽しそうに歯を見せて笑いましょう。後でチェックしますからね。みんなで腕を組んで、ハイ!チーズ!!
東北新幹線の北上駅から車で15分程度。緑のあふれる静かな町の小さな工場でつくられるふわふわのカシミヤニット。
触れただけで魅了される最高の品質は、この道50年のベテラン工場長を中心に、地元の若手が清々しく働く工場だからこそ生まれるものでした。
これからも、ファクトリエでは素晴らしいものづくりの現場を訪ねて歩きたいと思います。UTOのみなさん、大草さん、ありがとうございました。
- Meeting Room -
2017.5.29
Kick Off Meeting!
2017.8.5
商品製作舞台裏
三尋木 奈保
2017.8.11
商品製作舞台裏
望月 律子
2017.8.18
商品製作舞台裏
大草 直子
Special Contents
大草直子さんとものづくりの現場を訪ねます
大草直子さんインタビュー
三尋木奈保さんインタビュー
望月律子さんインタビュー
【大草直子さん監修】
育てるホワイトカシミヤ大判ストール
¥ 32,000 (税抜)
【望月律子さん監修】
ウオッシュドオックスフォードシャツ
¥ 12,800 (税抜)
【三尋木奈保さん監修】
Vコクーンワンピース
¥ 34,000 (税抜)