商品製作舞台裏 : 三尋木奈保(Naho Mihirogi)× Factelier by DEAI

商品製作舞台裏

三尋木奈保(Naho Mihirogi)× Factelier by DEAI

初回のMtgで三尋木さん自ら、こんな感じのワンピースが・・・と手でデザインをさっと描いていただきました。

決まったアイテムは、シルエットが美しく見えるふんわりとしたコクーン型のワンピース。

キーワードは、上質な素材で着心地良く、上品でシックなデザインで魅せる。毎日でも着られるようなワンピースにしたいということで、シワを気にせず気軽に着られる、なめらかなウールストレッチを採用しました。

そして、カラーはベーシックということでネイビーとグレーに決定。

その後、ファクトリエではパターンナーさんと熊本県球磨郡あさぎり町にあるスカート専門の工場DEAIとともに打ち合わせを重ねていきました。デザインをもとに起こしたパターンから、サンプルを作る前段階に布で作る半身のシーチング、など数々の工程を経て、よりよいものを作っていきます。

そして、ファースト・サンプルが出来上がり、改めて三尋木さんとお打合せ。 まず、着ていただいた時の感想は「着心地が良い!」「シルエットも素敵!」。

三尋木さんのデザインを受けて、ゆったりとしたコクーン型で袖はドルマンタイプに。さらに、肘下を軽く絞りすっきりとカジュアルにまくって着られるようにしました。

1mm単位でこだわったパターンに基づいた縫製の細やかさ裏地に関しては、ウールの素材はもちろん、裏地にもキュプラという高級な素材を使っているので、肌触りもとても良いのです。 肘上まで裏地が付いているので、腕通りが良いと三尋木さんも驚きの様子。

1枚でさらりと着られるように、胸元のあきと背中のあきを狭め、スクエアに近い状態になるように修正。また、大人の女性が着るワンピースで「上品でシックなデザイン」という面から、着丈をもうすこし長く、そして、歩くときの足さばきや座ったときの着心地をよくするため、裏地にサイドスリットを入れることにしました。などなど・・・入念にシルエットと着心地を確認して、細かく寸法の修正をしました。

そして7月26日に工場から出来上がってきた2ndSample。胸と背中の空き具合は、着た瞬間に「いい感じです」とコメント。裾を伸ばした分、コクーン感が少しなくなってしまったので、理想のコクーンに仕上げるため、脇～ポケット下くらいまでの幅を少し出すことに。

そしてアイテムはいよいよ生産段階に入りました。完成したワンピースをご紹介できるのもまもなくです。

アイテムとともに、三尋木さんの、商品へのこだわりや着こなしなど、スペシャルインタビューもご紹介予定なので、お楽しみに。

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