- 渡辺 真史(BEDWIN ディレクター)× 山田敏夫(ファクトリエ代表)

悩んだら、始めたところに戻ってくる story01

モデルとしてキャリアをスタートした後、ロンドン留学、他ブランドを経てデザイナーとして独立。 ベーシックに若干の要素を取り入れた絶妙なバランスのデザイン、日本での生産や適切な生産量にこだわってものづくりをされる渡辺さん。

ファクトリエとの出会い、そしてブランドにおける大切な要素を伺いました。

ファクトリエとの出会い story01

渡辺さん(以下敬称略):
知人から、考え方が似ていて面白い人がいる、と山田さんを紹介され、話を聞いて感銘を受けました。 私自身、日本の工場の技術を絶やしてはいけないと思っていて、日本製にこだわっている部分もありますし、ファクトリエの価値に見合う適正な価格と工場側の利益の考え方は素晴らしいと思います。

また、自分でブランド経営していて悩むこともありますが、ファクトリエのような想いを持って立ち上がったブランドのお話を聞いていると、若い人が頑張っているから応援したい、というだけでなく、私自身がこういう気持ちを忘れたくなくて、定期的にお話させて頂くのが大事な時間になっています。ファッションも捨てたもんじゃないなと思えます。

ベーシックなものには歴史がある story01

山田:
ファクトリエのオックスフォードシャツについて率直にいかがですか?

渡辺:
質としては、最高級だと思います。ファッションに携わる者として、この着心地をこの値段で提供できているのは、すごいことだと感じますし、随所に、ファクトリエや工場の情熱が伝わってきます。 誰もが良いと思えるベーシックでクセのないデザイン、品質の高いスタンダードで、日本らしい、丁寧なものづくりが生きています。 品質はもちろんですが、私にとってモノ選びは、本当に好きになって、想いを共有できるブランドかどうか、ということも大事なポイントです。

自分のブランドでも、ひとつひとつの商品を丁寧に作っていますし、作りすぎてゴミになるような生産はしていません。そういう意味でも、とても共感できるブランドです。 ベーシックなデザインというのもいいですね。ベーシックなものには歴史がある。どんな人の体にも馴染み、短所をカバーして長所を引き出してくれるのが、ベーシックなデザインなんです。 ファクトリエは、服は素晴らしくベーシックでいて、行為はとてもモダンです。

焦らず長く愛されるブランドに

山田:
今後のファクトリエにどのようなことを期待されますか?

渡辺:
始まる前からお話させてもらってますが、試行錯誤されながら、どんどん前進されているという印象で、このまま頑張って欲しいと思います。私自身の経験からお話をすると、ブランドをやっていると絶対に悩みや迷いが出てきますが、その時には、始めたところに戻ってくることが一番です。

ファクトリエは、根本のコンセプトが素晴らしいので、それをぶらさずに判断の軸にしていけば良い。いろいろな選択を迫られると思いますが、あまり焦らずに、少しずついろいろな人に長く愛されるブランドになっていってほしいです。 長く続けようと思えば、ノリでは無理です。深く考え、悩みながら進んでいくしかないし、会ったことのないお客様に自分たちが何を届けられるのか、明確にしていかないといけない。じっくり丁寧に磨いていってください。

プレミアムオックスフォードシャツ/スリムフィット