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神秘のふわふわ起毛。
国内唯一の一貫工場だから実現
究極のカシミヤ100%マフラー

【NEWS】2024.11.08 新色「アイスグレー」登場

「カシミヤと言えば深喜毛織」と称賛される作り手による、唯一無二のカシミヤマフラー
■カシミヤ歴・90年余年。熟練の目利きで選ばれた「15.8マイクロン」の最上級カシミヤ100%
■「神秘のトゲ=チーゼル」によって、エレガントでふわふわの「ウェーブ起毛」

ほとんどが分業で作られる中、カシミヤ原毛調達、糸の紡績や加工など全てを一気通貫で行う深喜毛織が生み出した、誰もが幸せになる極上のふわふわカシミヤマフラーです。

▲2024年の新色「アイスグレー」が加わり全10色。どれも自らの工場で染色された、深く発色の良い色合いです。

光沢材を一切使用せず、カシミヤが本来持つ光沢を引き出したエレガントなマフラー。冬の首元に品を与えてくれます。

■2種類のカシミヤマフラーの違い

カシミヤマフラーは2種類をご用意しています。

■ニットマフラー:
育てるふわふわ ホワイトカシミヤニットマフラー by cofucu(小林メリヤス)

■織物マフラー:
カシミヤ100%ウェーブマフラー by 深喜毛織

ニットと織物の違いからくるそれぞれの特長がありますよ。

上図にそれぞれの違いをご紹介していますので、お好みに合わせてお選びください。

【特長まとめ】

「カシミヤと言えば深喜毛織」。
 世界が認めるものづくり

②感動的な“なめらかさ”。
 カシミヤヤギ2頭分の最上級原毛100%

波打つような“神秘のふわふわ起毛”
 秘密は「ひっつき虫」?!

④縫製は一切無しでもほつれない。
 カシミヤを存分に味わえる
 ~フリンジもエレガント~

お手入れについて

詳しくご紹介していきましょう。

①「カシミヤと言えば深喜毛織」。
 世界が認めるものづくり

創業130年、カシミヤを扱い始めて90余年。

「カシミヤと言えば深喜毛織」と国内外から称賛されるほど、カシミヤにおいて日本を代表する深喜毛織。

『今の日本では「良いカシミヤ」「悪いカシミヤ」を見極められる人が少ない』

そう語る深喜毛織には自ら定めた厳格な基準があり、経験に裏打ちされた選球眼で、毎年変わるカシミヤの質を見極めて調達されています。

■国内唯一と言われる「一貫工場」だからできる

そして、世界から称賛されるのはその「選球眼」だけではなく、何よりも「風合い」を重視する「品質至上主義」に基づいたものづくりがあるからこそ。

カシミヤ原毛に混ざる不純物を取り除くために、自社でマシーンを開発したり、1回で十分な洗浄工程を3回も実施したりと、徹底的な品質管理にこだわっています。

(▲内モンゴルから届いた選び抜かれたカシミヤ原毛。正しい原毛が届いたかのチェックも徹底的に確認されます)

「糸の紡績だけ」「生地の編み立て・織りだけ」という「分業」によるカシミヤ製品づくりが大半を占める中、深喜毛織は

■原毛調達
■糸の紡績
■織り
■染色・加工
■製品化


と全ての工程を“自社で一貫してできる”からこそ、品質に一切妥協することなく物作りを行うことができます。(織りは、深喜毛織製品だけを100%手掛ける愛知一宮の協力工場で実施)

“国内唯一”と言われるこの一貫工場によって、この妥協ないものづくりが世界から称賛される理由です。

「工業的に大量生産でカシミヤ製品を作る工場が多い中、深喜毛織の昔ながらの製法で時間をかけて手を抜かずに手間暇をかけて作るというのは、今の時代にあっていないと言われるかもしれません。

ただ、やっぱり品質を重視するためにやっています」と語る深喜毛織の担当者さん。

効率的に作ることよりも、「最終的な品質」「風合いの良さ」を追い求めて完成した、唯一無二の風合いをお楽しみください。

②感動的な“なめらかさ”。
 カシミヤヤギ2頭分の最上級原毛100%

カシミヤ原毛にも千差万別。

17マイクロン程度の繊維が太くて短いカシミヤは“チクチク”“ザラザラ”しており、毛羽立ちやすくなります。

一方、深喜毛織では実に「15.8マイクロン」という繊維が非常に細く、長い希少なカシミヤ原毛を使用。

カシミヤヤギ約2頭分の原毛で1本のマフラーを作り上げています。

紡績する糸の細さにもこだわりがあり、一般的なマフラーに使われるのが「16番手」に対し、わずかに太い「15番手」を使用。これによって、軽さがありながら、しっかり感のある風合いに仕上げています。

15から16と数値が一つ変わるだけで風合いがガラッと変化。これが差別化された風合いにつながります。

■効率性を無視した「エイジング(寝かせる)工程」

さらに上述した不純物を取り除く工程を3回も繰り返したり、生地を織った後の「洗い工程」や、熱と圧力で縮ませて下地を付ける「縮絨(しゅくじゅう)工程」でしっかりと生地をもみ込み風合いを高めます。

洗いや縮絨工程でどのような風合いになるかで、仕上がりが大きく変わりますが、これは誰でもできる作業ではなく、熟練職人の経験と感性でしか成しえない、カシミヤに精通した深喜毛織だからこそ技

さらに、素早く仕上げてすぐに納品するのではなく、それぞれの工程では、半日から1日かけて生地を寝かせてエイジングさせる徹底ぶり。

「エイジングを飛ばすと早くできます。ただ、良いものはできない」(深喜毛織担当者さん)

工業的な効率性を追求したものづくりとは真逆の考え方で生まれた、他にはない唯一無二のマフラーです。

■50年以上前に作られた低速織機「ションヘル織機」で織る

なお、深喜毛織で紡績された糸は、ドイツ製の「低速ションヘル織機」でゆっくりと織られます。

主流の高速織機と比べるとスピードが遅く、3分の1から5分の1程度の生産性しかありません。しかし、空気を含みながらじっくり織り上げることでき、生地に厚みが生まれ、独特の風合いに。

50年以上前に作られたこのションヘル織機はもう生産されておらず、貴重な織機。

国内で稼働している台数もごくわずかで、ションヘル織機製のマフラー自体が非常にレアな存在と言えます。

最上級カシミヤ原毛と職人の技・感性、そして効率性を度外視したこだわりのものづくりによって生まれた究極のマフラーは、ふわふわなのにしっかり感を感じられる1本。

ぜひその手でお確かめください。

③波打つような“神秘のふわふわ起毛”
 秘密は「ひっつき虫」?!

このカシミヤマフラーがふわふわなのは、もうひとつ秘密があります。

それは生地を起毛させる工程で「チーゼル=あざみの実」を使用した「ウェーブ加工」を施しているということ。

■イメージは「ひっつき虫」の大きいもの

幼いころに気付くと洋服にくっ付いていた植物「ひっつき虫」。

微細な“トゲ”が洋服にくっ付いてなかなか取れませんが、「チーゼル」はこのひっつき虫を大きくしたような植物のこと。

トゲの先にさらに細かなトゲがいくつもある「チーゼル」を乾燥させ、機械にセット。カシミヤ生地をくぐらせることで、“波打つ”ような独特の起毛を生み出すだけでなく、カシミヤが本来持つふわふわの風合いを最大限引き出しています。

▲(画像ではわかりにくいかもしれませんが)縦にウェーブがかかっています。

(▲乾燥前のチーゼル)

自然に育った植物だからこそ、同じトゲは存在せず、極めて繊細で複雑な方向に生えているチーゼルのトゲ。

一般的にはワイヤー起毛機で行うため画一的な起毛になりますが、このトゲは人工的に作り出したどんな金属製のトゲも及ばない仕上がりを生み出す、まさに“神秘”。

工業化できない神秘のトゲによって作られた、比類なきふわふわをご堪能ください。

※なお、このカシミヤマフラーではチーゼルによる起毛を採用していますが、ワイヤー起毛機にも良さはあるため、深喜毛織では出したい起毛の風合いによってワイヤーとチーゼルを使い分けているそうです。

■オモテ面(タグ付きの面)はひっかきが1回多い!

本マフラーには「工場名」が書かれたタグが付いており、そちらがオモテとなります。

実はオモテ面の起毛は、ウラ面よりも起毛回数が1回多くなっておりさらにふわふわです。これも深喜毛織のこだわり。

オモテ面を外側にして見せるもよし、首に当ててふわふわを味わうのも良し。

好みに合わせてお使いくださいね。

④縫製は一切無しでもほつれない。
 カシミヤを存分に味わえる
 ~フリンジもエレガント~

このカシミヤマフラーは編みではなく、経糸と緯糸による“織り”で作られています。

それにもかかわらず、生地の端にはミシンのステッチがありません。

これは「縮絨工程」によって、生地をしっかりと縮ませて目が詰まっているから。

ステッチが無いことで見た目のエレガントさも損なわず、エッジに硬さがないことから首に当たった際の風合いもソフト

存分にカシミヤの心地よさを味わうことができます。

■独自で保有する機械によって作られた、上品なフリンジ

そして目を引く「フリンジ」もマフラー全体にエレガントさを加えてくれます。

「フリンジを撚る機械を持っているのは、深喜毛織以外にはもう日本にはないかもしれない」

と担当者さんも語るほど珍しい機械によって、フリンジは作られます。

フリンジにもステッチを入れるケースは少なくありませんが、このマフラーでは入れておらず柔らかな風合い。

■5年・10年使い込むごとに、柔らかくなり風合いが増していく

どこをとっても一級品のカシミヤ100%マフラー。

新品時は少しハリ・コシを感じるかもしれませんが、5年10年と使い込んでいくうちにどんどん柔らかくなります。

ぜひ長く愛用して自分だけのマフラーに仕上げてくださいね。

⑤お手入れについて

カシミヤ100%ウェーブマフラーは、「チーゼル」によって独特の起毛感を持たせています。

そのため、ご家庭でお洗濯すると表面感が変化したり、縮んだり伸びてしまったりする可能性がございます。

「表面感変わっても良い」「早くふわふわにしたい」という場合は手洗いされても構いませんが、基本的にはクリーニングを推奨しています。

洗濯絵表示

家庭での洗濯禁止
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
タンブル乾燥禁止
底面温度110℃を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
石油系溶剤によるドライクリーニングができる
ウエットクリーニング禁止

アテンション

<使用後のケア方法>
カシミヤは、デリケートな素材なのでシミや汚れは大敵です。
なるべく汚さないよう心がけて下さい。
柔らかいブラシで表面のホコリやゴミを払い落とし、毛並みを揃えて陰干しして下さい。


<保管方法>
カシミヤは虫にとって最高のごちそうです。
食べこぼしや汚れはクリーニングできれいにし、防虫剤を入れて保管ください。


<洗濯方法>
毎日のお手入れを丁寧にしてクリーニングの回数を減らして下さい。
クリーニングは、安心できるお店でカシミヤとお伝え下さい。
サイズ
サイズ表
①横幅 ②長さ ※フリンジ部分
30cm 180cm 8cm
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FACTORY

「カシミヤと言えば深喜毛織」。高品質な原料と熟練の技術が融合した世界標準のものづくり

創業130年を持つ深喜毛織。

「カシミヤといえば深喜毛織」と言われるほどファッション業界では有名。では、深喜毛織がどのようにして高品質なカシミヤ製品を生み出しているのでしょうか。

深喜毛織のカシミヤの特徴の一つは、カシミヤをぜいたくに使用していること。

このこだわりは、織物のため目付が重いことからも明らかです。また後述するとおり、製造工程の過程でカシミヤがロスしていく量も多く、このぜいたくな使い方が、深喜毛織の製品を他社と一線を画すものにしています。

安いカシミヤ製品では、繊維長が短く太いカシミヤが使用されることがあります。そのため、ちくちく、ザラザラとした肌触りであり、毛羽立ちやすく、すぐに傷みが生じることがありますが、深喜毛織では繊維長が長く、細い(15.8マイクロン)カシミヤを使用します。

さらにションヘル織機と呼ばれる旧式の織機を使用。

ゆっくりと丁寧に織り上げます。そのため深喜毛織の製品は柔らかく、滑らかな肌触りを実現し、長く愛用いただくことに繋がっています。

深喜毛織の一貫した製造プロセスも興味深いもので、以下に流れを紹介します。


1.カシミヤの色と質を安定させる、染色・乾燥工程

原毛を釜で染色し、高温の乾毛機にかけて乾燥させます。この最初の段階でカシミヤの色と品質が決定するため、非常に重要な工程です。

2.繊維をほぐし、ゴミや不純物を取り除く

紡績工程では、開毛機を使用して原毛を繊維にほぐし、バーコレクターを通してゴミや不純物を取り除きます。

バーコレクターは深喜オリジナルのもので、3種類のバーコレクターを使用して不純物を取り除きます。

その後、綿をこすり取って糸にするためにカード機が使用され、その糸を撚っていきます。

カード機には英国式とフランス式があり、深喜毛織ではフランス式のカード機を採用しており、高い品質を維持しています。ここでできた糸に撚りをかけ、糸にしていきます。

3.ぎゅっと圧縮

染色整理工程では、洗絨(せんじゅう)と縮絨(しゅくじゅう)の工程が行われます。洗絨では、原料の毛をミルドにし、縮絨では熱と圧力で下地をつけ、しっかりと毛を揉み込みます。

この段階で、毛の一部が失われますが、重要な工程のため、ロスは承知の上でぜいたくに製造をしています(全体で10%以上ロスします)。

4.しっとり・ふんわりさせるための起毛工程

最後に起毛工程が行われ、ワイヤーとあざみの起毛機が使用されます。ワイヤー、あざみそれぞれの良さがあるため、どのような風合いや模様にするかで使い分けられています。この工程によりカシミヤのしっとり・ふんわりとした肌触りが生み出されます。

深喜毛織のつくるカシミヤは、各工程に半日から一日のエイジングを施すことで、品質を保ちながら完成させます。この時間を急いでしまうと、良い品質のカシミヤ製品を作り出すことが難しくなります。

深喜毛織のカシミヤ製品は、大阪の職人の手で作り出され、高品質な原料と熟練の技術が融合しています。その結果、世界中のファッション愛好家から賞賛を受け、日本のアパレル産業の誇りとなっています。深喜毛織のカシミヤは、高品質と独自の技術が結びついた日本の魅力の一部を象徴しており、日本が世界に誇る製品の一つと言えるでしょう。

深喜毛織株式会社
深喜毛織株式会社

カシミヤを中心にアンゴラ・アルパカ等の高級素材を使用する高級紳士・婦人毛織物、ニット生地、紡毛メリヤス糸を作る。原毛の紡績から染色、仕上げまで一貫生産し、高品質な素材、テキスタイルを生み出す。

大阪府泉大津市板原町3-7-1

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全国一律550円(税込)
※沖縄県は1,650円(税込)
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