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【特集】カシミヤがもっと身近に。~ふわふわの秘密からケアまで~

カシミヤがもっと身近に。
~ふわふわの秘密からケアまで~

繊細で軽くて柔らか。

保温性と保湿性の高く「繊維の宝石」と呼ばれる「カシミヤ」で作られたマフラーやニットは、冬の生活を心地よくしてくれる、なくてはならないアイテムです。

ファクトリエではユニセックスの「育てるカシミヤホワイトカシミヤマフラー」「ストール」、そして女性向けの「Vネックニット」をご用意。

マフラーは最大20色もご用意しているので、お好みのカラーを選んでくださいね。(一部、完売しているカラーもございますので、お早めに)

本当にカシミヤはケアが難しい?
高級で手が届かない?

でも、「ケアが難しい」「高級で手が届かない」そんなイメージがありませんか?

実は自宅の洗濯機で洗えたり、何年も使えてコストパフォーマンスが良かったりと、カシミヤは私たちの生活にもっと身近で、毎日に寄り添ってくれる存在。

そんなカシミヤの魅力をご紹介します。

Contents

気になる見出しをタップすると該当箇所に進めますよ。

■カシミヤは“産毛”

■1頭から採れる量はわずか170g程度

■カシミヤに精通した精鋭たちが作るカシミヤニット

■なぜそこまでやるの?周りも驚くほど職人が手間暇と“愛情”をかけて作るカシミヤニット

■「カシミヤにストレスを与えない」。独自製法で“ふっくら・ふわふわ”

■5年後、10年後を楽しみに。“育てる”別次元のカシミヤマフラー

■マフラーは3サイズをご用意。カラーは全部で20色!

■袖を通すだけで漂う“凛”とした雰囲気。上品な襟元のVネック

■実はお手入れ簡単。家の洗濯機で洗える!

■育てるカシミヤシリーズまとめ

カシミヤは“産毛”

カシミヤは、中央アジア周辺、中国やモンゴルなどの地域に生息するカシミヤ山羊の産毛が原料。

通常の硬い毛の下に生える産毛は厳しい寒さと暑さの寒暖差に適応するためのもので、生え替わる時期にやさしく櫛でとくなどして、ゆっくり時間をかけて集めます。

1頭から採れる量は
わずか170g程度

1頭から採れる量はわずか170g前後。生産数の少なさもカシミヤが希少だと言われる所以です。

また、カシミヤは、繊維の細さ、長さ、異物の混入率によって、1~9までの等級がつけられます。数字が低いほど繊維が細く、希少性も高くなります。

カシミヤに精通した
精鋭たちが作るカシミヤニット

ファクトリエでは、そんなカシミヤの中で“極上の1等級”のものだけを使用しています。

この極上の素材をニットに仕上げるのが、今回提携した岩手県のカシミヤニット工場「UTO」です。

カシミヤに精通し、年中カシミヤニットと向き合い続けるUTOの職人。彼ら彼女らによって丁寧に1点ずつ作られるマフラーやストールには、実にほぼ1頭分のカシミヤを使用されています。

そして編地がぎゅっと詰まったVネックセーターにいたっては、2~3頭分のカシミヤを使用してお作りする、まさに贅沢なアイテムです。

なぜそこまでやるの?周りも驚くほど
職人が手間暇と“愛情”を
かけて作るカシミヤニット

▲UTO・宇土社長。

カシミヤの知識、扱い方では右に出るものはいないと言われる宇土さんですが、もともとは旅行業界からカシミヤニットの世界へと転身を果たした人物です。

異業種から来たからこそ、常識にとらわれない製法にって生み出された“ふわふわ・とろとろ”のニット。触れた瞬間に誰でも違いが分かる別格の風合いです。

「すべて自分たちで行なうからこそ手抜きができない。なぜそこまでやるの?と言われるほど手間をかけることが最高のものづくりにつながる」(宇土さん)

“カシミヤニットで世界一の作り手になる”という想いを秘めたUTOの皆さんが作る、暖かいニットです。

「カシミヤにストレスを与えない」
独自製法で“ふっくら・ふわふわ”

「最高ランク1等級のカシミヤを使えば、どんなニットでもふわふわになる」

いいえ、そんなことはありません。

実際、編み上がったばかりのカシミヤニットは“ガサガサ”。

ここからカシミヤらしい風合いを出すために行なうのが“縮絨(しゅくじゅう)”という工程。40℃ほどのお湯で洗いをかけて編み込まれてしまった細かな繊維を表面に起こす作業です。

素材の毛質、外気温などの条件によって左右されるため、職人の知識や経験が必要になる難易度の高い作業。

洗いの際に伸びやすい箇所にはしつけ糸で補強をするなど、経験を元にした丁寧な手間暇をしっかりかけるのがカシミヤを知り尽くしたUTOの技です。

さらに、洗いの後の「乾燥」にもこだわりが。一般的に効率を考えて乾燥機にかけることが多い中、UTOは「自然乾燥」を選択しています。

素材本来の風合いを活かすために必要以上の加工をせず、一日かけてゆっくりと乾かされた編み地は“ふっくら・ふわふわ”で弾力たっぷり。

手間を惜しまず、繊維にやさしい方法で仕上げることで最高のカシミヤ製品ができあがります。

5年後、10年後を楽しみに。
“育てる”別次元のカシミヤマフラー

「育てるホワイトカシミヤマフラー」は、1gの産毛を26メートルに引いて撚りをかけた26番双糸(そうし)のカシミヤ糸を“大きくざっくり”と編んでいます。

繊細な糸は生地の強度を考えて“ハイゲージ(細かく密に)”で編むのがセオリーですが、強度とのバランスを保ちつつあえて“ローゲージ(粗くざっくり)”で空気を含ませるように編むことで、別次元のカシミヤニットが誕生しました。

感動するのはその羽毛のような軽さと温もりだけではありません。

このマフラーの一番の魅力はその経年変化にあります。

写真手前のグレーのマフラーは編み上がったばかりの1年目。そして写真左手のネイビーのマフラーはなんと10年目。上質なフェルト生地のようなふっくらした表情に変化しています。

3サイズをご用意
カラーは全部で20色!

お好みに合わせて選べる3サイズ展開。カラーも20色ご用意しています。
ここでは一部のカラーをご紹介。詳しくは各マフラーのページでじっくりお選びくださいね。
(どれもユニセックスでお使いいただけますよ)

袖を通すだけで漂う
“凛”とした雰囲気。
上品な襟元のVネック

マフラーよりもぎゅっと目を詰めたハイゲージで編まれた生地でお作りしたVネックニット。

新品でもすでにふわっふわですが、マフラー同様に使い込んでいくうちに糸の中からどんどん繊維が出てきて気持ちよさが増していきます。

さらに、UTOが得意とするニュアンスカラーは、何色かの”わた”をブレンドしてつくられています。

どこか奥行きを感じるカラーになっているのは、生地を一色で染めるのではなく、わたの状態で染めたものを何色かブレンドして1つの色を作り出しているから。

例えば「ライトグレー」は、ホワイトや数種類のグレーに加えて、ブルーのわたも隠し味のようにブレンドされています。ぱっと見は一色のように見えるネイビーも、何色かのカラーがブレンドされて、このネイビーが出来上がっているんですよ。

この深みのあるカラーが、1等級カシミヤの風合いをより一層引き立てています。

そして注目は「襟元」。ネックラインをあえてリブ編みせず、身頃と同じ編み地のまま、内側に少しロールさせています。

シャープな印象になりがちなVネックですが、このロールのおかげでVが丸みを帯びたような形になり、優雅でやわらかい印象になっていますよね。

このVネックの作り方はなかなか見かけない製法。敏感なデコルテラインに触れたときにカシミヤの風合いをたっぷり感じていただきたいという想いで、手間暇をかけて作られています。

実はお手入れ簡単
家の洗濯機で洗える!

高級なカシミヤと聞くと「繊細でお手入れが大変」というイメージを持つ方も多いかもしれません。

そんな時、UTOの宇土さんは「お手入れはご自宅の洗濯機でOK」とアドバイスします(ドラム式はNG)。

なぜならUTOでは“縮絨”工程で家庭用の洗濯機を使用しているから。年に1~2度、衣替えのタイミングで洗ってあげることで使用中に絡まった繊維がふわふわによみがえります。

つまり“縮絨加工”と同じ効果が生まれるということです。

10年目のマフラーもこうやって着用と洗濯をくり返しながら愛用されたものです。

“育てるカシミヤ”というその名のとおり育てるように長くカシミヤに親しんで、ぜひ自分らしいマフラーの表情を楽しんでください。

育てるカシミヤシリーズまとめ


この冬だけじゃない、来年も再来年もそのさきもずっと大切に使える、一生物のカシミヤニットであたたかく幸せな時間をお過ごしくださいね。