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同じものが存在しない!
手で塗り込んだムラ感が絶妙な
「パティーヌ仕立て」の革靴

愛知県の老舗高級ドレスシューズ工場「マドラス」から、職人が手作業で何度も塗りを重ねて生み出した、まさに世界に一つだけの革靴が登場しました。

何層にもカラーを塗り重ねていく「パティーヌ仕立て」は、熟練職人の勘が要求されるだけに、素人ではマネできない匠な技法。手作業で作られるパティーヌ仕上げをした靴は、世界にひとつだけの靴といっても過言ではありません。

もちろん、外観の美しさだけではなく、日本で初めて「グッドイヤーウェルト製法」の靴を量産したマドラスだからこそ実現した、疲れにくく履き心地も抜群の革靴に仕上がっています。

その魅力をご紹介していきます!

塗りの工程だけで2日以上!
1足1足に手間暇をかけて塗り上げる

「パティーヌ仕立て」。革靴好きの方ならその名はご存知でしょう。

色が入っていない革にどんどん色を重ねて塗り染め上げるこの技法は、職人がすべて手作業で1足1足塗り重ねるため、非常に長い時間と高い技術が必要です。
この技法で作る革靴は、手作業だからこそ全く同じものは存在せず唯一無二。履いていけばいくほど革の風合いも変化し、自分だけの革靴へとさらに進化するという、長く時間を共にしたい革靴です。

色を塗り重ねていくという工程を想像するだけでも、「とても時間がかかりそう」と考えてしまいますが、塗りの工程だけでも実に2日間以上かかります。

(今回の革靴とは異なりますが、サンプルとしてパティーヌ仕立てをする前の革靴の色味はこんな状態です)

元の革の色を一度アルコールを使って落とす「アルコール落とし仕上げ」。マドラスではこの工程にもこだわりが。しっかりこの作業を行うことによって、この後の色を塗っていく工程で“色のムラ感”が非常に出やすくなります。

5つの工程を経て
やっと完成

アルコール落としを終えると、染めの工程を開始。

1.ベースとなる色の染料を塗る
2.別カラーの染料を塗る
3.クリームを塗る
4.ツヤを出す
5.ハイシャイン仕上げ

大きくこの5つの工程を経てやっと完成するんです。

このように、染料を塗れば終わりではなく、革に潤いを与える「クリーム」を塗る工程、ツヤ出し、「ハイシャイン仕上げ」とまだまだ工程は続きます。

ちなみに、手作業らしい「濃淡」を付けるのがパティーヌ仕立ての魅力。
この「濃淡=ムラ」を付ける箇所はなんと手作業でこすりながら塗っていくという手の込みようです。ステッチ部分やソール部分は筆で塗っていきます。

何層にも色を塗るうえで、“薄いところ”を残しながら別のカラーを塗り重ねていく必要があるため、気が遠くなるような手間暇と職人の染め上げる技術が求められるんです。

最後の「ハイシャイン仕上げ」は、靴の「つま先」と「かかと」に光沢を出す工程。光沢は、靴の美しさを決める重要なポイントなので、この工程だけでも実に30分間磨き続けてやっと完成するんです。

日本の職人が持つ高い技術を感性を全力で注ぎこみ完成した、パティーヌ仕立てを存分に堪能してくださいね。

ウイングチップ×メダリオンが
コーディネートにアクセントを

デザインにも抜かりありません。

気品を感じさせるウイングチップ、そして均一に開けられたメダリオンが、靴全体の雰囲気をより一層上質なものにしてくれます。

ロウでコーティングされた紐も少し硬めでハリがあり、高級感を引き立てくれますよ。

ジーンズやチノパンと合わせても様になり、スーツと合わせるとオシャレ度がぐんと高まり、周りと差をつけられるのでおすすめです!

マドラス・丸山さん:
「何度も何度も仕上がり色を調整」

この「パティーヌ仕立てのウイングチップ」を手掛けたマドラスの丸山さんに、今回の革靴への想いやこだわりを聞いてみました。

「企画から素材、製法までこだわり抜いた1足です。特に仕上げは何度も何度も仕上がり色の調整を行い、お届けする商品の色目を決定しました。
工場の職人も最高の商品をお届けしたいと、こだわって生産させて頂いております。マドラス社の靴へのこだわりと長く良い靴を履いて頂きたいという思いの詰まった靴をぜひ御愛用頂けたらと思います」

この丸山さんのメッセージもある通り、一番のこだわりは仕上がりの色合い。

ちなみに、この色合いを実現するうえで欠かせない牛革は、イタリアのフィレンツェ近郊の小さな町で生産されているもの。マドラスの職人自らが現地に訪れて選んだ、こだわりの革なんですよ。

海外に負けない、日本の高い技術力が存分に生かされた職人技が光るこの革靴をぜひ手に取ってみてくださいね。

グッドイヤーウェルト製法だから
足にフィットして履き心地抜群

靴の製法は、「グッドイヤーウェルト製法」。
日本で初めてこの製法の靴を量産したマドラスの技術力が結集しています。

「グッドイヤーウェルト製法」の革靴は、インソールの中にコルクがたっぷりと敷き詰められていて、歩くたびにこのコルクが沈み、自分の足の形に徐々に変化していきます。履きはじめこそ、少し硬く感じますが、それも最初だけ。気づいたころには、「あれ?履き心地がめちゃくちゃいい!」と感動するはずです。

長時間歩いても疲れにくく、足と靴が一体になった感覚に。そしてこの製法の革靴は修理が可能という点も魅力。自分の足にフィットした革靴を長く履いていただける、まさに“自分だけの革靴”なんです。

滑りつらいヴィブラムソールを底に!
登山靴専門ブランドだから安心感が違う

アクティブに動いても滑りづらく、歩きやすい革靴を目指して、底のソールには「ヴィブラムソール」を採用。登山靴のアウトソールメーカーからスタートしたイタリアの「ヴィブラム社」。同社が手掛けるソールの中でも、軽量でクッション感の良いものを選びました。

休日のおでかけにも、フォーマルなビジネスシーンでの着用にも安心感を与えてくれる革靴です。

蒸れ防止や足の馴染みにも
しっかり配慮したインソール

中底はオールソールを採用せずに、つま先から土踏まず付近までが「生皮」になっています。生皮にすることによって、汗を吸水してくれるので蒸れ防止効果や、足の形に馴染みやすくなっています。

ちなみに、外からは見えない「かかと部分」のインソールのカラーリングにも、ちょっとしたこだわりを入れてみました。今回ご用意したカラーそれぞれで配色を変えているんです。

見えない部分にもこだわるのは“奥ゆかしさ”を大切にする日本人らしいですよね。

※なお、横幅(ワイズ)は、3E相当です。

色落ちとケアで自分だけの革靴に

もともとカラーリングにムラのあるこの革靴。
使い込んでいくと経年変化で色落ちする部分もありますが、逆にこの変化を生かして、自分だけの革靴に“進化”させることもできます!

色落ちしてきた部分にブラックのクリームを塗り込んでいくと、自分好みのカラーに仕上げることができるんです。

※通常のケアとしてクリームを塗る場合は、透明クリームがおすすめです。

職人の技術をこれほどまでにつぎ込んだ革靴はなかなかありません。
ぜひ一緒に育てていくこの革靴をぜひ手に取ってみてくださいね!

お手入れ

・同じ靴を毎日履くと靴の中の湿気が抜け切れません。革自体も傷みやすくなりますので、一度履いたら2日は靴を休ませてください。
・革靴を1日履いたら、馬毛ブラシで靴全体をブラッシングしてください。
・乳化性クリームを使用する際には、パティーヌ仕上げの独特のムラ感を保つために無色のものを使用してください。
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FACTORY

革新的な姿勢で「本物の履き心地」を追い求める
日本と本場イタリアの職人技を融合

ものづくりの企業が多く集まる愛知県。私たちが拠点を置いている丹羽郡大口町にも古くから工場が立ち並び、大正10年の設立以降、「本物の履き心地」を求めてひたむきに靴づくりを続けています。1965年にはイタリアのシューズメーカー『マドラス社』と技術提携を結び、私たちの伝統的な熟練の技と、本場イタリアのクラフトマンシップの融合を図りました。現在ではセメント、マッケイ、グッドイヤーウェルトという3つの製法を可能とし、更にはGORE-TEXRファブリクスを搭載したシューズも生産しています。

あらゆる情報を集めて商品企画に活かす

骨格や体格は時代によって変わるもの。現代の日本人の足や体格にふさわしい機能を開発するために、モニタリングやリサーチを通じて、多くのお客様から使用感など様々な情報を日々集めています。こうして得られた様々なデータを商品企画に反映しています。

機能、素材の両面で高い品質を追求

私たちが行っているのは、人間工学に根ざした先進的な靴づくりです。吸湿性や強度の向上、抗菌防臭や防カビなどの内部加工、雨の日にも快適な撥水加工、外反母趾を予防する木型設計。こういった“時代に求められる機能”を、素材メーカーや本底(地面に接するパーツ)メーカーと協力し、靴づくりをしています。また、靴の生命ともいうべきアッパーについては、 熟練の職人の厳しい審美眼、そしてマドラス独自の厳格な基準をクリアした最良の素材だけを世界の市場から厳選。機能と素材の両面で高い品質を追求することが、「本物の履き心地」に結実しています。

先進的でありつつも、アンティークな香りが漂う

靴づくりの始まりは、一枚のスケッチ。描写された絵を型紙に起こし、それをもとに木型を製作します。木型が完成した後は、外側から内側まで大小様々なパーツを設計。機械には決して任せることのできない熟練を要する工程が多く、それが結果として手作りならではの丁寧さとぬくもりを生み出しています。染色と仕上げも、熟練の職人たちの手によるもの。時流を汲み取った先進的な靴ではあるものの、アンティークなやさしい香りも漂っています。

本当に価値ある商品で、人々の生活に豊かさを

今後はこれまで以上に若手職人の育成に力を入れながら、技術のさらなる向上を目指していきます。長年培った技術の伝承はもちろん大切ですが、現状維持では本当に価値ある商品を生み出すことはできません。しきたりや形式に捉われることなく、若い人材の自発性を促し、全社員で夢と誇りを持って靴づくりに向き合う。そんな集団であり続けながら、いつの時代も人々のより豊かな生活に貢献していきます。

マドラス株式会社
マドラス株式会社

1921年(大正10年)愛知県にて創業。米国からグッドイヤー・ウエルト式製靴機械を輸入し、靴づくりを開始。1965年にはイタリアのシューズメーカー『マドラス社』と技術提携。人間工学に根ざした先進的な靴づくりを行っている。

愛知県名古屋市中区栄2-15-6

【 送料について 】

全国一律550円(税込)
※沖縄県は1,650円(税込)
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