全身の乾燥肌対策ってどうしてる?アンケート調査結果(2023)

乾燥肌を感じ始めるのはいつから?どんな症状が出るの?そして全身の乾燥肌対策では何をすべきでしょうか?かゆみ対策インナーをご愛用いただいている「乾燥肌」「敏感肌」の方にアンケートを取りました。

ファクトリエ代表 山田敏夫

熊本県出身。創業100年を超える老舗洋品店に生まれる。大学在学中、フランスに留学しグッチ・パリ店で勤務。一流のものづくり、商品へのこだわりなどを学ぶ。2012年、工場直結ジャパンブランド「ファクトリエ」を展開するライフスタイルアクセント株式会社を設立し、これまで700以上の繊維工場を訪問。2023年、服で負の課題を解決する新規事業「かかりつけ衣」を開始し、自身がアトピー性皮膚炎であることから「かゆみ対策インナー」を開発。著書「ものがたりのあるものづくり ファクトリエが起こす服革命(日経BP)」

ファクトリエ「全身の乾燥肌に関する調査(2023年9月)」
【調査対象】かゆみ対策インナー購入者
【回答者数】45名

乾燥肌対策を始める時期は?

乾燥肌や敏感肌の方々が乾燥を感じ始める時期は、秋が特に顕著です。

アンケートの回答によると、9月から11月にかけて、全体の50%以上が乾燥肌の症状を感じ始めると回答がありました。

特に、11月が最も多い時期として挙げられており、これは気象庁が発表する日本の平均湿度と連動しており、湿度が下がり始める時期と関連しています。

また、乾燥肌の症状は夏を含む通年で感じる人もおり、全体の22%が年間を通じて乾燥に悩んでいることが明らかになりました。乾燥肌や敏感肌の方々にとって、乾燥肌による悩みは深刻。かゆみ、赤み、粉をふいたような肌、ひび割れ、乾燥による不快感などが、日常生活に不便をもたらすことが多いようです。

アンケートに回答していただいた乾燥肌や敏感肌の方々は、症状を軽減するために「かゆみ対策インナー」を使用されています。かゆみ対策インナーは肌にやさしい天然素材でできており、保湿をサポートします。

特に秋から冬にかけて、湿度が低下し、寒冷と乾燥が進行するタイミングに、かゆみ対策インナーのニーズが高まる傾向にあります。乾燥肌の方々はインナーウェアを上手に活用し、肌の乾燥とかゆみを予防されています。

乾燥肌で起こる肌トラブルは?

乾燥肌の主な症状かゆみ対策インナーを購入している人たちの中で、乾燥肌による症状を経験している人々の割合は非常に高いことがわかりました。具体的には、以下の症状が報告されました。

かゆみ対策インナー購入者の方なので、84.4%がかゆみを経験しています。次いで多いのが粉吹きで64.4%。ヒリヒリ・痛み・赤みなど皮膚の過敏症状が起こる方も2割以上いらっしゃることがわかりました。
その他として報告された中には、深刻な肌荒れである「皮むけ」が含まれていました。皮むけは、皮膚の上層が剥がれ落ちることによって発生し、肌荒れ症状としてはとても深刻です。

これらのアンケート結果から、乾燥肌は多くの人にとって深刻な問題であり、かゆみや粉吹き、ヒリヒリ、赤みなどの症状が頻繁に発生していることが明らかになりました。

全身の乾燥肌対策で行っているものは?

約80%が、ボディクリームなどの全身のスキンケアを行っており、最も認知度の高い乾燥肌対策と言えます。
次いで多い対策として、バスアイテムを保湿効果の高いものに変えて肌を守ることは約半数の方が行っています。

しかし、肌着を重要視している割合は約33%にとどまり、かゆみ対策インナーを購入する前に「肌着で乾燥肌対策をする」意識が高くなかったことがわかります。
その他の回答の中には、縫い目が肌にあたらない服の選択、首周りがかゆくならない服、肌触りの良い衣類を選ぶ方もいらっしゃいました。
乾燥肌を衣服で解決する方の意識や考え方は、人によって大きく差があることが感じられました。

基本的に温かい衣類を選ぶことで、寒冷な季節に肌を保護することが挙げられています。 全身の乾燥肌対策はそれぞれ個人の肌の質や季節に合わせて異なります。保湿ケア、適切なバスアイテムの選択、温度調節、加湿器の使用など、複数の方法を組み合わせて乾燥を防ぐことが重要です。

ぜひ対策して欲しい、肌着による乾燥肌対策

乾燥肌は肌のバリア機能が低下することで引き起こされます。肌のバリア機能が低下した状態では、外部からの刺激や摩擦に対する防御機能が低くなり、かゆみ、粉吹き、ヒリヒリ、赤みなどの症状が出やすくなります。

特に冬季は寒冷乾燥が進行し、肌のバリア機能がより弱くなるため、肌着による乾燥肌対策が重要です。冬でも適度に汗をかくことがあり、これが肌の乾燥を助長することもあります。そのため、快適な湿度を保ち、肌を保護する役割を果たす肌着を選ぶことが重要です。肌着の選び方の参考例を以下に挙げます。

素材:天然繊維(綿、シルク、メリノウール)は通気性が良く、肌にやさしいため、乾燥肌の方に適しています。合成繊維のものは吸湿性に欠けることがあり、肌に貼りつきやすいので、避けることがおすすめです。

サイズ感:肌着のサイズは肌に締め付けすぎないように選びましょう。タイトな肌着は摩擦を増加し、乾燥肌の症状を悪化させる原因となります。

保湿効果:メリノールは一定に湿度を保ち、乾燥を軽減させるのに役立ちます。

デザイン:縫い目やタグなど肌に刺激を与えないデザインの肌着を選びましょう。

肌着は直接肌に触れるため、乾燥肌対策において重要な要素となります。乾燥肌・敏感肌の方は、保湿ケアと肌着の選択を組み合わせることによって、肌を快適に保ちましょう。

乾燥肌対策なら、圧倒的に「メリノウール」がおすすめ

メリノウールは微細な繊維構造により空気を保持し、体温を維持します。体温を適切に保つことで肌の血液循環が改善し、乾燥を緩和する助けとなります。また、湿度調整能力に優れています。肌への吸湿作用により肌の水分を保持し、乾燥から肌を守ります。同時に、放湿作用により過剰な湿度を逃がし、蒸れや不快感を軽減します。ボディクリームとの相性も抜群。クリームが肌に張り付くことなく、ストレスなく着用できます。

チクチクしない天然繊維

メリノウールの繊維は17マイクロンと非常に細く、他のウールと比べても特に繊維が細くて柔らかい特徴があります。そのため肌に刺激を与えず、肌に優しい素材として知られています。肌に触れるときのストレスが少ないため、繊細な肌に対する刺激を最小限に抑えます。乾燥肌の方にとって、柔らかな肌触りは非常に重要。肌に負担をかけず、保温性を高められるので重宝されています。

まるで呼吸するような吸湿・放湿性

コットン

本製品の生地

メリノウールは湿度の変化に応じて水分を吸収し、体から発生する汗や水分を効果的に吸収し湿度を調整する機能を持っています。これにより、肌の乾燥を防ぎ、肌表面に水分を保持する役割を果たします。乾燥肌の方にとって、適切な湿度を維持することは非常に重要で、メリノウールは優れた性質を持っています。

同時にメリノウールは吸収した水分を外部に放出する放湿性も高い素材です。これにより、肌から過剰な湿度が逃げ、蒸れや不快感を軽減します(特に夏に汗のベタつきが軽減されます)。肌の快適な湿度を維持し、乾燥肌の症状を和らげられるでしょう。

また界面自由エネルギー効果によって、保湿クリームをメリノウールの生地自体が吸収しない(肌にクリームが適切に残る)機能も備えています。

この吸湿・放湿性と湿度調整の能力により、肌にクリームを快適に使用する環境を提供し、肌の健康と快適さをサポートしてくれます。

抜群の保温性

寒い環境や冷たい気温の中で体が冷えると、血管が収縮し、血液の循環が悪化します。これにより、新陳代謝が低下します。結果として、ターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面に残り、乾燥肌の症状が悪化することがあります。
その点でメリノウールは非常に優れた保温性を持つ素材で、体温を保ち、寒冷な環境から体を守ります。メリノウール製品を身に着けることで、体温が安定し、血行も改善します。登山家が愛用する理由はこの効果もその一つです。体温を適切に維持し、血行を改善するのに優れた選択肢です。乾燥肌に悩む方にとって、メリノウールの暖かさは大きな助けとなるでしょう。

肌着による乾燥肌対策についてお伝えしました。乾燥肌はかゆみ、粉吹き、ヒリヒリ、赤みなどの不快な症状を引き起こすことがあり、その症状を軽減し、予防するためには適切な肌着を選ぶことが大切です。
乾燥肌は季節や環境の変化によって悪化しやすく、その症状に悩む方々にとって、肌着の選択は非常に重要だと思っています。肌着は肌に直接触れ、日常生活の一部として常に身に着けています。そのため、肌着の素材や品質が、肌の健康に大きな影響を与えることは言うまでもありません。特に、メリノウールのような天然繊維は、保温性、吸湿・放湿性、柔らかさなどの点で優れた素材であり、最善の選択肢の一つと言えるでしょう。ぜひ肌調子を確かめつつ、ご自身にあった肌着を見つけていただければと思います。

かゆみ対策インナーとは

かゆみ対策インナーは、メリノウール100%で作られており、肌への優しさと快適さを追求しています。特にかゆみに悩む女性にとっては、その効果を実感いただいています。実際に、100名以上の肌悩みを抱える女性の80%がこのインナーを着用した後、症状が緩和されたというデータがあります。その効果の一因は、希少な17.5マイクロンの極細メリノウールの使用にあります。

オールシーズン肌を快適に保っていただけるよう、秋冬用に長袖、夏用にフレンチスリーブやタンクトップなどのデザインを展開しています。ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。