新型コロナウイルス感染拡大の影響により、在宅ワークを余儀なくされたわたしたち。
思うように仕事の生産性が上がらなかったり、コミュニケーションの難しさを感じたり…
そんな状況下で著名人はどんなふうに仕事に取り組んでいるのでしょうか。
自分らしいワークスタイルを実践する4人にインタビュー!
自分らしいワークスタイルを
実践する4人にインタビュー!
小松 成美作家
1962年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。
トップアスリートからアーティスト、起業家まで幅広い主題を扱う。
著書は『中田英寿 誇り』『YOSHIKI /佳樹』
『それってキセキ〜GReeeeNの物語〜』『全身女優 私たちの森光子』など。
歌手・浜崎あゆみのデビュー秘話とエイベックス松浦勝人との大恋愛を
赤裸々に描いた最新刊「M 愛すべき人がいて」が大ヒットし、
4/18〜テレビ朝日系にて連続ドラマが放映中。
小松成美オフィシャルサイト https://narumi-komatsu.themedia.jp/
1962年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。
トップアスリートからアーティスト、起業家まで幅広い主題を扱う。著書は『中田英寿 誇り』『YOSHIKI /佳樹』『それってキセキ〜GReeeeNの物語〜』『全身女優 私たちの森光子』など。歌手・浜崎あゆみのデビュー秘話とエイベックス松浦勝人との大恋愛を赤裸々に描いた最新刊「M 愛すべき人がいて」が大ヒットし、4/18〜テレビ朝日系にて連続ドラマが放映中。
小松成美オフィシャルサイト
https://narumi-komatsu.themedia.jp/
スケジュールどおりに過ごすことで
不安に駆られず、メンタルのリズムが整い始めた
スケジュールどおりに
過ごすことで不安に駆られず、
メンタルのリズムが整い始めた
「以前は夜型で仕事をすることが多かったのですが、自宅で多くの時間を過ごすことになり朝型にシフトしました。毎日朝5時ごろに起き、まずはその日に何をするか、執筆時間やオンラインミーティングなどおおむねのタイムスケジュールを立てます。秘書と1日の流れを確認したあと、美味しいコーヒーを入れ、ベランダに出て外の空気を吸う。そして着替えてお化粧をして、家の中にいても外と同じようにきちんと身繕いします。以前よりも時間の経過を意識するようになったと思います。
それまで新型コロナの情報をインプットするたびに不安や憂鬱を感じていましたが、状況を把握する時間と仕事の打ち合わせをする時間、新しいクリエイティブを進める時間、調べものや創作といった自分の時間など、スケジュール通りに過ごすことでメンタルを分離することができ、ここ数日とてもうまくいっている気がします。
働き方を変えるにあたり時間を割いたのが、デスクまわりの片付けです。行動範囲が狭くなるわけですからどのように自分のテリトリーを快適にするか。持っているものを把握し、持ちすぎないように必要でないものは処分しました。そうすることで気持ちの整理がつき、環境を整えることは改めて大事なことだったなと思います。」
在宅ワークのマストアイテム
スケジュールを立てるipad
「朝、その日に何をするかipadで メモでして、終わったら消していきます。」
アートなマグカップ
「美味しいコーヒーを淹れることは私が大事にしていることのひとつ。毎朝、豆から挽いてドリップして、お気に入りのマグカップでいただきます。」
自然にふれる時間
「ベランダから見える景色は同じでも、富士山の様子や空気はその日によって違います。自然を定点観測をするのが毎日のルーティン。」
好きなものから書いていい。
実はとても自由だということに気がついた
「新型コロナは文筆業に携わる私たちにも大きな影響を与えています。出版スケジュールが変わってしまった作品が多くあるわけですが、私も縛られていた締め切りがなくなり、自分の価値を失ってしまうのではないかという危機感が募りました。でも、締め切りがなくなったことで ”何を書くのか”という原点に戻れたんです。好きなものから書いていいし、調べたいものから調べていい。実はとても自由だということが分かったんです。
それでやりたいことをリストアップしたら100個あり、その全てに向き合っています。私のライフワークになりつつある知的障がい者雇用のことやいつか書きたいと思っている歴史物のことなど、締め切りに縛られない自由な創作活動を取り戻せています。
これまでミーティングや会食にあてていた時間がなくなり、本当に好きな本を読んだり、映画を見たり、心が動いたものにアクセスしていくという純粋な時間を得ることができた。仕事に追われていた自分は世界で一番幸せだと思っていたけれど、好きなことをする時間を抑圧していたんだと災いが気づかせてくれました。

私が以前からやっている『人成塾』ですが、これを機にオンライン化の作業を一気に進めることができています。こうした状況にならなければ延びていたと思うんです。 コロナの情報に心が疲弊していたけれど、一度受け止め、未来をどうしていこうかと考えることで新しい世界を信じることができ、ものすごい元気になっています。」
在宅ワークにおすすめアクション
1. ワークスペースの断捨離をする
2. これからやりたいことを100個書き出そう
ファクトリエのお気に入りアイテム
「外出するときに重宝しているのが、たっぷり入るエールックのトートバッグです。除菌スプレーや何かあったときのために必要なものを全部持ち歩くのに、これがあると安心です」
商品について
手袋の一大産地として栄えた東かがわに位置する「エールック」は、かつては明治天皇の手袋を作っていたほど歴史あるファクトリー。オリジナルで開発したエキストラバージンオイルを使ったオリーブレザーのトートバッグは、しっとりとした潤いがあり使うほどに馴染む。長めのハンドルはショルダーバックにしても安定感があり、デイリーユースに大活躍。
レッド・ブラック・キャメルの3色展開。
在宅ワーク中に読みたい
おすすめの本
社員の7割が知的障がい者というチョーク製造会社「日本理化学工業」を題材にした感動のノンフィクション。働くこととは何か、人の幸せとは何か。コロナ禍にある今、仕事について一度でも考えた人は読んで欲しい大人の必読書。
illustration/green K