Vol.09 放送作家、脚本家、株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ代表取締役 小山 薫堂

山田さんからご連絡を頂いたのがきっかけです。お会いしてみてとても好印象を受けました。ファクトリエを始める前に会って、うちの会社のメンバーになってほしかった、と悔しく思ったほどです。
その後、ファクトリエの靴下をラジオ番組で紹介したんです。スタッフが偶然見つけたのですが、私自身は当時、ファクトリエ=山田さんとつながらず、気付いていませんでした。後日、山田さんから「ご紹介ありがとうございます」というご連絡を頂き、びっくりしました。 その後は、チャーリー・ヴァイス(http://chalievice.com/)での活動など、いろいろとお付き合いをさせてもらっています。

ソックスは、履き心地が抜群に良いですね。手で触ったときの感触も、もちろん良いのですが、履いてみると特に気持ちが良いです。シャツも着やすくて、長く使えて、どんどん味が出てくる。山田さんご自身の人柄だけでなく、このような質の良いモノがあるのか、とファクトリエそのものにも、興味を持つようになりました。
私も、作り手の想いの込められたモノを、チャーリー・ヴァイスで紹介しているので、このようなファクトリエの精神と商品に共感します。もちろん、単に良いことだというだけでなく、モノ自体の品質が圧倒的に良くないとお客さんに選び続けてもらうのは難しいでしょう。そういう点でもファクトリエの商品は質が高く、素晴らしいんじゃないでしょうか。

ファクトリエは基本的には良いと思っているのですが、欠点があるとしたら、カッコよくし過ぎているところですね。山田さんがせっかく一人で立ち上げて、汗をかきながら頑張っているのだから、もっとその様子を見せた方が良い。山田さんという人物が、もっと見えてきても良いのではないでしょうか。
あと、まるで大きな会社がやっているかのように、カッコよくまとまリすぎている感じがします。例えば、ブランド名やロゴはわかりやすい方が良いし、山田印とかでも良いのでは。