Factelier 10th Anniversary

ファクトリエは10周年を迎えました

2022年10月15日、ファクトリエは10周年を迎えます。

これもひとえにファクトリエを応援してくださった皆様のおかげです。

世界に誇れる技術と品質をもった日本のアパレル工場から世界ブランドを作る。そのクラフトマンシップを未来につなぐ。そんな熱い想いで代表の山田が創業し、ファクトリエが産声を上げたのは今から10年前の10月15日。

「工場の技術と品質を世界一、誰かに語りたくなるブランドになる」ことを目指してきた10年。
「語れるもので、日々を豊かに」をビジョンに掲げ駆け抜けてきた、その軌跡を振り返ってみました。

History

ファクトリエ、10年の軌跡

代表の山田がフランスのパリに留学していた際に働いていた、グッチのパリ店の同僚に言われた一言が大きな分岐点となりました。

「日本にはものづくりの伝統もすばらしい技術もあるのになんで”ものづくりから生まれた”本物のブランドがないの?」

しかも調べるとアパレルの国産比率や工場は激減し、危機を迎えていました。

その状況を打破するためにも「ないなら作る!」と目指す未来のために考えたのは、お客さまに価格以上の価値を感じていただかないといけないということ。
「工場と二人三脚で、その技術と品質を活かした語れるものだけを適正価格で届ける」と決めました。

当時、工場名を出し流通を介さずに販売するというのはその業界の慣習を打ち破る挑戦でした。
そこから10年の歴史を振り返ってみました。

ファクトリエの10年　>>

Factory

付加価値の創造の方程式は
「個性=技術×品質」

ファクトリエの提携工場は、北は北海道から南は沖縄まで、全60工場に拡大。
伝統や工場の技術を最大に活かしまたは応用し、お客様の「こんなの待ってた!」というアイテムを工場と二人三脚で届けて参りました。

例えば、東洋繊維(岐阜)が40年かけて開発したムレない!くさくならない!と大人気の美濃和紙のソックス。プロ野球選手のユニフォームから着想を得てデサント村岡工場(兵庫)と開発した、スタイリッシュなのに着ていないくらいストレスフリーな「”座る”を快適にするパンツ」、アタゴ(福井県)が特許技術で作った空気のように軽く高い伸縮性なのにきれいめで大活躍する「エアーシリーズ」。

日本の職人が持つ世界に誇れる高い技術と品質を掛け算して生まれる個性溢れる、お客様が語りたくなるアイテム。
それこそが日本のものづくりが真価を発揮でき、お客様・工場(職人)双方が幸せになる方程式だと思います。

未来を紡ぐ取り組み

愛着のわく服とワクワクすること

未来を紡ぎ繋ぐためにはサステナブルは重要です。
でも着心地や心を満たすワクワクする服を妥協したくない、そう思います。
「作り手」「使い手」「社会」全員が笑顔になる三方よしの社会の実現を事業を通じて目指します。

「愛着のわくいいものを長くきる」もサステナブルのひとつだと考えます。
一方で正しいことを机上で学ぶだけよりもワクワクする楽しい体験こそが意識や行動が変わるきっかけになると思い、いくつかのプロジェクトを実施してきました。

2019年には楽しみながらサステナブルについて考えるきっかけ作りになる「コットンプロジェクト」を開始。
累計1000人以上の方が参加し多くの笑顔が生まれました。今では学校の授業でも取り入れていただいています。
また2020年には日本初の「水平リサイクル」される着心地の良い国産Tシャツを発売。
これからは透明性だけれなく資源を無駄にしない循環できるものづくりを目指します。

笑顔から生まれるサステナブルこそ未来に繋がるのだと思っています。

次の10年に向けて
ファクトリエが目指す未来

ファクトリエ代表山田敏夫

私たちのビジョンである「語れるもので、日々を豊かに」は、「工場の技術と品質を、世界一、語りたくなるブランドになる」を意味します。

ご存知のように、電気自動車の特許は200年前に取得されていました。ただ、その技術が実用化されたのは現代であり、工場を訪れると、たくさんの技術が眠っています。その技術が日の目を見られるよう、工場と二人三脚で手間を惜しまずに取り組みます。また、お客様が「誰かに語りたくなる」商品とは、期待を超え、感動いただいている商品だと思います。

工場の独自の技術と長く使える品質、それがお客様に感動いただけますよう、これからの10年も地道に積み重ねて参ります。引き続き、よろしくお願い申し上げます。