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繊細なカシミヤは、着用したり洗濯をしたりするうちに劣化してしまう可能性があります。そのため、一般的には編み地をぎゅっと詰めて編み込むことがほとんど。
しかし、岩手県のカシミヤニット工場「UTO(ユーティーオー)」のカシミヤマフラーは、通常とは逆手の方法で作られており、“極限まで甘く甘く”編まれています。 もちろん基本的な強度は保ちつつ極限まで甘く編むことで、とても柔らかい風合いを出しました。 空気を含ませるように優しく編まれた、羽毛のようにふわふわの肌触り。これまでのカシミヤマフラーとは別次元の風合いに驚かれるはずです。
細い糸を太い針に掛けて編む方法は、実は非常に邪道。編む際の引っ張る力が強すぎると糸が切れてしまうんです。まさに無謀な挑戦・・・。ただ、極限までに甘いニットを実現するために、ひたすらに編み方の改善を繰り返し、数々の試作の末に理想の編み地が完成! しかし・・・糸を作る紡績会社によって、同じ細さの糸であっても特徴が異なります。そのため、同じように編んでも仕上げが同じものにはなりませんでした。
そこで紡績会社を1社に決定するべく、当時日本で入手できる世界で最高峰のカシミヤ100%の糸を、日本やイタリア、イギリスなどから取り寄せ選定。結果、東洋紡糸工業さんのカシミヤ100%の「2/26TZ」という糸に決定しました。それ以来ずっと同じ糸を使い続けています。
自分たちが作りたい風合いを実現できるカシミヤ糸を厳選し、絶妙な力加減で編み上げることで完成した「UTOのマフラー」。羽毛のような軽さをふんわり感から「天使のマフラー」と名付けました。 その名の通り、肌に直接着ると想像以上の柔らかを実感していただけるはずです。
カシミヤの編み地を洗うと、糸の間に水が通り、これによって糸の中撚り込んでいるうぶ毛を表面に浮き立たせる現象が起きます。その洗いをかけたカシミヤを、今では乾燥機を使って短時間で乾燥させるのが一般的ですが、弊社では自然乾燥させています。自然乾燥は時間も手間もかかりますが、カシミヤにとっては最も優しい方法だと思います。
岩手県北上市の自社工場で働くのは、地元の20~40代の女性たち。50、60代が当たり前のこの業界において非常に若い年齢構成です。
経験10年前後の彼女たちが行うのは、リンキングという編地と編地をつなぐ難易度の高い作業。伸び縮みする編み地同士を縫い合わせて伸び縮みする編み地のようにする縫製方法で、双方の細かな編み目を一目一目つなぎ合わせていくために高い熟練の技が必要です。
カシミヤゴートのウールと呼ばれるヘヤーの内側にあるうぶ毛。このうぶ毛が大変細くて弾力性があり、カシミヤの原毛です。そのうぶ毛は夏を迎える前に生え変わります。そのうぶ毛は長い毛の間に生えているため、櫛で梳き取るしかなく、かなりの手間と時間がかかります。 そのうぶ毛を集めて砂やゴミを取り除くと、1頭から採れる量はわずか170グラム前後。最終的に1つのマフラーを作るのに130グラム(約1頭分)のうぶ毛が必要と言われています。
1992年、株式会社BHFインターナショナル(現:株式会社ユーティーオー)設立。三越日本橋本店と『世界一の原料から物作りまでのトレーサビリティを証明できるセーターを提供する』企画に参画。世界最高峰の原料を産する中国内モンゴル自治区の阿拉善(アラシャン)左旗のカシミヤ放牧民を訪問しお客様のオーダー製品を自社工場で製造・提供した。
和歌山のメリヤス工場”森下メリヤス”の特殊な生地を使用した、丈夫&上品な大人のためのパーカー。
兵庫県豊岡市で職人が1点1点ていねいに作った丈夫なナイロンバッグです。
普通のロンTとは一味違う。大人に似合う品格を備えた、上質カットソー。
ファクトリエのアイテムの中で多くのお客様から特に支持をいただいているアイテムを集めました
FACTORY
「カシミヤニット作り」を実現した
極限まで“甘め”に編む
常識外れの方法
繊細なカシミヤは、着用したり洗濯をしたりするうちに劣化してしまう可能性があります。そのため、一般的には編み地をぎゅっと詰めて編み込むことがほとんど。
しかし、岩手県のカシミヤニット工場「UTO(ユーティーオー)」のカシミヤマフラーは、通常とは逆手の方法で作られており、“極限まで甘く甘く”編まれています。
もちろん基本的な強度は保ちつつ極限まで甘く編むことで、とても柔らかい風合いを出しました。
空気を含ませるように優しく編まれた、羽毛のようにふわふわの肌触り。これまでのカシミヤマフラーとは別次元の風合いに驚かれるはずです。
細い糸を太い針に掛けて編む方法は、実は非常に邪道。編む際の引っ張る力が強すぎると糸が切れてしまうんです。まさに無謀な挑戦・・・。ただ、極限までに甘いニットを実現するために、ひたすらに編み方の改善を繰り返し、数々の試作の末に理想の編み地が完成!
しかし・・・糸を作る紡績会社によって、同じ細さの糸であっても特徴が異なります。そのため、同じように編んでも仕上げが同じものにはなりませんでした。
そこで紡績会社を1社に決定するべく、当時日本で入手できる世界で最高峰のカシミヤ100%の糸を、日本やイタリア、イギリスなどから取り寄せ選定。結果、東洋紡糸工業さんのカシミヤ100%の「2/26TZ」という糸に決定しました。それ以来ずっと同じ糸を使い続けています。
「天使のマフラー」
自分たちが作りたい風合いを実現できるカシミヤ糸を厳選し、絶妙な力加減で編み上げることで完成した「UTOのマフラー」。羽毛のような軽さをふんわり感から「天使のマフラー」と名付けました。
その名の通り、肌に直接着ると想像以上の柔らかを実感していただけるはずです。
カシミヤの編み地を洗うと、糸の間に水が通り、これによって糸の中撚り込んでいるうぶ毛を表面に浮き立たせる現象が起きます。その洗いをかけたカシミヤを、今では乾燥機を使って短時間で乾燥させるのが一般的ですが、弊社では自然乾燥させています。自然乾燥は時間も手間もかかりますが、カシミヤにとっては最も優しい方法だと思います。
岩手県北上市の自社工場で働くのは、地元の20~40代の女性たち。50、60代が当たり前のこの業界において非常に若い年齢構成です。
経験10年前後の彼女たちが行うのは、リンキングという編地と編地をつなぐ難易度の高い作業。伸び縮みする編み地同士を縫い合わせて伸び縮みする編み地のようにする縫製方法で、双方の細かな編み目を一目一目つなぎ合わせていくために高い熟練の技が必要です。
カシミヤゴートのウールと呼ばれるヘヤーの内側にあるうぶ毛。このうぶ毛が大変細くて弾力性があり、カシミヤの原毛です。そのうぶ毛は夏を迎える前に生え変わります。そのうぶ毛は長い毛の間に生えているため、櫛で梳き取るしかなく、かなりの手間と時間がかかります。 そのうぶ毛を集めて砂やゴミを取り除くと、1頭から採れる量はわずか170グラム前後。最終的に1つのマフラーを作るのに130グラム(約1頭分)のうぶ毛が必要と言われています。
1992年、株式会社BHFインターナショナル(現:株式会社ユーティーオー)設立。三越日本橋本店と『世界一の原料から物作りまでのトレーサビリティを証明できるセーターを提供する』企画に参画。世界最高峰の原料を産する中国内モンゴル自治区の阿拉善(アラシャン)左旗のカシミヤ放牧民を訪問しお客様のオーダー製品を自社工場で製造・提供した。
岩手北上工場:〒024-0073 岩手県北上市下江釣子12-164-3