FACTORY
九十九里海岸に面する千葉県旭市。旭市は千葉県東部の中核都市であり、農業、漁業、工業、商業、医療といったあらゆる産業がバランス良く栄えています。温暖な気候に恵まれたこの地で私たちが事業を興したのは、1973年のこと。当時から現在に至るまで、ファッション業界の中でも特に高い品質基準が求められる企業様を相手にものづくりを行っています。
私たちは、婦人服縫製業の中でいち早くスポンジングマシンを導入しました。スポンジングマシンとは、洋服に仕立てる前の織物を、服の素材としてベストな状態に修正する機械。このマシンを使って素材の探究を幾度となく繰り返し、さらにはカッティング、縫製、手縫い、プレスといった工程においても改善に余念はありません。ものづくりは人づくりから生まれるという考えのもと、20代前半のフレッシュな世代から60代の若々しいベテランまでが一丸となって日々技術を向上。勉強会の開催や国家試験受験の支援など、教育のバックアップにも力を入れています。
これまではブラックフォーマルの婦人服をはじめ、高級既製品やデザイナーズブランドのジャケットドレス、コート、ボトムスといったアイテムをメインで取り扱ってきました。近年では、紳士服のジャケットやコート、子供服のフォーマルジャケットやワンピースなども手がけているように、受け皿はどんどん広がっています。多種多様なアイテムをカバーできるのは、首都圏でありながらも、約50名のメンバーが在籍している大型工場だからこその強みです。
私たちの課題は、マーケットに向けてものづくりの面白さを訴求し、そこで関心を抱いてくれた人材をしっかりと育成していくこと。この方向性を見出せたのは、ファクトリエとの取り組みが大きく関わっています。ファクトリエのビジネスモデルはアパレル業界に新風を吹き込むと考えており、私たちは応援団でありつつ、お互いにブランド力を高め合える存在でありたい。メリットもリスクも共有し、同じ立ち位置からあらゆる物事に対峙していける関係性を築いていきたいと思っています。
1973年に創業した当社は、20代前半のフレッシュな世代から、60代の若々しいベテランまで、約50名の社員が一丸となってものづくりに取り組んでいます。
千葉県旭市鎌数9163-39