FACTORY
世界の有名ブランドを手掛けるポロシャツの老舗メーカー「精巧」
「10回を超える試作品づくり。」
1950年に設立され、VANやジャック・ニクラウスのポロシャツを手掛けてきた当社。社内で「もの作りプロジェクト」が発足することになり“精巧にしかできない最高のポロシャツを作ろう”と研究開発を始めました。衿周り、肩の傾斜、ボタンの位置、袖山の高さ、袖巾の調整、誰がどのように使うか(カジュアル用か、スポーツ用か)、各所にこだわりを持ってサンプルを作成。そして色々な人に着てもらっては感想を聞き、改善していく。その繰り返しで、ようやく納得いくサンプルができた時は、ゆうに10回を超えていました。
最高の衿を作る
通常、衿と身頃(ボディ)は同じ糸を使いますが今回の「Factelier by精巧」は衿と身頃で太さの異なる糸を使用(身頃よりも細い糸で作られた衿は7本使い)。衿を首に沿って立体的に見せるため、普通3か所しか入れないノッチと言われる線を5か所入れ、丁寧に縫製していきます。また、フィラメント糸を入れているため、洗っても“立体的でくたびれることのない”こだわりの衿ができました。
一枚を、6種類の異なるミシンで縫製する
本縫い、ロックミシン(一本針、二本針)、裾の二本針、穴かがり、ボタン付と6種類のミシンで縫製しています。脇・袖口は一本針、袖付は二本針で縫製。脇は柔らかく、ラインがきれいに見え、洗濯してもシワになりにくい仕様。袖口も肌に違和感がないように仕上げ、袖付は動きに耐えられるよう強度を重視しました。肩は、形が崩れないように綾テープを使用する等、細かい部分こそ丁寧に、を努めています。
これからも、ものづくりを極めたい
将来の夢は、ものづくりを極めること。一つ一つ改善していけば、お客様はついてきていただける、と信じています。色々な人に着てもらっては感想を聞き、それに応じて日々改良を重ねています。地道な作業ですが、その積み重ねこそがものづくりであり、その過程をとても楽しんでいます。そしてこのこだわりをいつか世界へ発信していけたら嬉しいですね。
ファクトリエのポロシャツを製造するのは、60年の歴史を持つ「精巧」。現在まで、VANやジャック・ニクラウスなど有名ブランドのポロシャツを手掛けてきました。糸から開発したオーダーメイドの編立で、ソフトな風合いと程よい光沢が特徴。形が崩れにくく、美しいシルエットをキープするように工夫し、これからのシーズンにオン・オフ両用できる使い勝手の良さも魅力の一つです。
精巧株式会社
1950年、精巧株式会社は墨田区両国に設立された。1973年、千葉県東金市に自社工場を設立(後の株式会社クチーレ)し、T.S.S(トヨタ・ソーイング・システム)を導入。当時一世を風靡したVANのカットソーのボタンダウンに始まり、ジャック・ニクラウスのポロシャツを日本で最初に手掛けたOEMメーカーとして知られる。現在墨田区の複数の企業と共同で立ち上げたファクトリーブランド「IKIJI」も手掛ける。
東京都墨田区緑1-13-14