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ファクトリエ - 世界に誇る「Made in Japan」

NANKAI FUKUSO(南海服装)

FACTORY

名水のまちで、年間40,000枚のレディースパンツを生産
旧式の編み立てを貫き続けるメリヤス工場
「誘致企業認定を受けて2013年に工場を新設」
吊り機は各駅停車。シンカーは新幹線。

ユニークな移住促進PR動画で注目されている宮崎県小林市。霧島連山北部の麓に位置し、湧水池が多数存在する「名水のまち」に、私たち南海服装は工場をかまえています。1973年に広島県で創業した私たちが、誘致企業認定を受けて小林市に工場を新設したのは2013年のこと。畜産農業で栄える人口4万5千人の街で、市内唯一の婦人服製造工場として、百貨店や専門店向けのパンツを年間で約40,000枚生産しています。

「多種多様なニーズに熟練の技で応える」
機械メーカーに訪問。これならまだいける。

レディースは流行の移り変わりが速く、パンツのバリエーションも豊富なので、デザイン・素材ともにオーダーの内容は多種多様。そのため製造工程の自動化が難しく、勘やコツの求められる作業が要所要所で発生します。特に熟練を要するのが、ファスナー付けとベルト付け。 その中でも得意としているのが、ウエスト内側の滑り止めパーツ「マーベルト」の組み立てで、ウエストのカーブに対して寸分のズレも生じないようにアイロンで成型しています。 「マーベルト」はシャツのずり上がりを防止する重要な部分。直接目に触れる部分だけでなく、内側の細かな箇所にも技術を行き届かせながら、着心地の良さやコーディネートの見え方を向上させています。

「トヨタ生産方式による生産量の平準化」
研究と開発の果て。父と作り上げた「両面パイル」

小林工場の平均年齢は現在42歳で、19歳から71歳までのメンバーが在籍(男性5名・女性34名)。生産量の平準化を推進させるためにトヨタ生産方式を採用しており、その代表例となるのが“立ちミシン”です。立ちミシンのメリットは、状況を見ながら臨機応変にメンバーが移動することで、ミシンの多台持ちが可能になること。世代を超えたメンバーが2つのラインを編成し、チームワークを活かして縫製に取り組んでいます。最初は足腰に負担がかかりますが、一回一回立ったり座ったりする必要がないため、一度慣れてしまえば、むしろ快適です。

「小林市からものづくりを持続的に発信したい」
モノづくりの更なる高みへ。

洋服を着る文化が日本で一般化して、約100年。 欧米のメーカーに引けを取らない服を作れるようになってきた今の日本で、第一線に立ってものづくりに取り組めていることを誇りに思っています。私たちが心がけているのは、数を売るのではなく、一人ひとりが満足できる商品を手間暇かけて作ること、そして小林市という土地に根差しながら付加価値を追求していくことです。工場を新設してからは小林市で毎年1名の新卒を採用しており、将来を担う人材に成長してもらうために、現在は教育に力を注いでいる真っ最中。これからも若い人材に技術を継承することで工場全体としてのパワーを培いながら、持続的にものづくりを発信していきたいと考えています。

「大きな刺激になった初めての試み」
モノづくりの更なる高みへ。

私たちはこれまで、取引先様の企画内容に基づいて生産を行ってきました。 ファクトリエとの協業を決めたのは、企画段階から洋服を生み出せることに魅力を感じたからです。自社で企画から生産までを手がけるのは初めての試みだったので、日々試行錯誤の連続。ファクトリエと打ち合わせを重ね、パターンひとつを取っても、ポケットの大きさや位置を何度も調整しました。ただ、苦労したという感覚はなく、消費者により近い位置でものづくりに向き合うことの楽しさの方が優っていたように思います。メンバーにとっても大きな刺激になったことは間違いありません。これまでの経験とノウハウを結集して生み出した商品、ぜひ一度お手に取っていただければ幸いです。

有限会社南海服装
有限会社南海服装

宮崎県小林市内唯一の婦人服製造工場、立ちミシンを採用した工場内では、先進的な技術と手仕事の職人技術を駆使し品質の高いものづくりを日々行っている。
近年はメンズパンツの生産に取り組み始め、レディース・メンズで年間5万枚の生産を目指す。

〒886-0003 宮崎県小林市堤2748番地4