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CREEZAN(コニー株式会社)

FACTORY

自称“鞄バカ”が挑む、世界的に希少な純白のバッグ!白衣を着用した30代職人による徹底管理のものづくり

こんにちは。ファクトリエ銀座店・コンシェルジュの中島です!
兵庫県豊岡市といえば、ファッションに詳しい方にはピンと来ると思います。
そうです、「豊岡」といえば日本一のバッグの生産地として有名な街です。実は、豊岡のバッグ作りの始まりは“古事記”にまで遡るそう(なんと1000年以上前!)。この地で45年以上バッグ作りを続け、新しい挑戦をスタートしたのが「コニー株式会社」。そして、そんなコニーが新たに始めた自社ブランドが「クリーザン」。地元豊岡の来日山(くるひざん:方言でくりいざんという)から名付けた愛が溢れるブランド名です。

そんなコニーに私中島が取材させていただきました!

コニーの工場内を見ると、まるで医療施設かのように白いのが特徴。職人が多い豊岡でも「ウチだけやな!」と語る西田社長のお話通り、白衣まで着ているのです。それは、“白いバッグを汚さない”ため。最初はいろんな人に「バッグやものづくりに白は向かない」と言われていたようですが、「だからこそやる!」と白いバッグ作りをスタートさせました。

確かな技術と自信があったらこその決断ですが、最初は課題が多く、試行錯誤の連続。今ではその想いと技術が詰まったものづくりに、熱狂的なファンが出来るまでになりました。

特にこだわっているのが“素材”。一般的なOEM(他ブランドの受託生産)の場合、コストの関係上、理想的な素材が使えないそう。ただ、自社ブランドであれば最高の素材を使えると考え、徹底的に素材にこだわった自社ブランド「クリーザン」を立ち上げたんだとか。レザー好きをも唸らせるイタリアの高級革を贅沢に使用。ほのかに光沢がかったシュリンクレザーはキズが目立ちにくく、程よく肉厚。そのため日常使いにも安心して使えます。何より一度見たら忘れられない“白さ”。

白いものを扱えるということは、仕入れてから完成まで、徹底した生産管理と手間があってこそ。ファスナーやメタルパーツも最高級。「自分たちが一番良いと思えるものやないと」と一切の妥協はありません。

他の工場からすると驚くべき技術とこだわりがあるクリーザンのバッグですが、「自慢できる設備や技術は特にない!自慢はウチの職人や。宝や。」と誇らしげに語りながらも、西田社長の照れくさそうなその表情が、とても印象的でした。

さてここからは対談形式で西田社長との対談をお届けしていきましょう!

OEMでは使えないような素材へのこだわり

ファクトリエ 中島
「クリーザンのカバンのこだわりはどんなところですか?」
西田社長
「一般的なOEM生産だと、寸分たがわず企画書通りに作っても、“あれ?”という出来になることが多い。やっぱり素材などのコストをケチるとあかん。だからウチは絶対に良い素材を使おうと決めて、レザーからファスナー、メタルパーツまで徹底してこだわっている。」
ファクトリエ 中島
「クリーザンのカバンはめちゃくちゃ高級感ありますよね。圧倒的な存在感がある。」
西田社長
「ビックリするくらいの値段の素材を使ってる。」
ファクトリエ 中島
「頑張って売ります!!笑」

まるで医療施設のように清潔な生産管理

ファクトリエ 中島
「工場内が真っ白ですね、壁も棚もミシンも目に見えるものすべてが白い!まるで医療施設みたいですね!」
西田社長
「やっぱり“白”を扱うということはそれだけ徹底しないといけないんや。豊岡でウチだけなんとちゃうかな?職人が白衣着てるの。」
ファクトリエ 中島
「白衣めちゃくちゃカッコイイですね。しかもその白衣が全然汚れていない…!さらに白い手袋まで!ミシン使うとき滑ったりしないんですか?」
西田社長
「いや、大丈夫ですよ笑 だんだん新しい技術を身に付けていっているので、前は出来なかったことが出来るようになったり。」
ファクトリエ 中島
「元々超技術あるのに、上を目指すチャレンジ精神、僕らも見習います!」
西田社長
「あはははは(照れくさいでほんまやめてやぁ)」

毎年若手が入社している魅力

ファクトリエ 中島
「お若い方多いですね?」
西田社長
「80歳の名人に教えてもらうのも良いけど、ウチではリーダーに30歳前後の若いのを任せている。それがいいんちゃうかな?あとは自分のことを“鞄バカ”いうんてんやけど、城崎にカフェ始めたり、単純なものづくりだけとちゃういろんなことやってるのもええんやないのかな。ハンバーガーめっちゃ売れんねん!」
ファクトリエ 中島
「萎縮してしまったりもありますよね。め、名人…!みたいな。全国の工場見てますが、珍しいというか、今まで見たことない社風ですね!(ハンバーガー!?食いてぇ〜)」
西田社長
「ウチでは機械より人を大切に育てたいと思っているから、そういうところに魅力を感じて入ってきてくれるのもあるんちゃうかな。キャッチフレーズは“一騎当千”や!」
ファクトリエ 中島
「おぉ!カッコイイ!!ファクトリエも若い社員と少人数ですが、僕らも見習って全員で“一騎当千”目指します!(僕も山田さんより前に…!)次は鞄バカの作るハンバーガー食べにお邪魔します!ありがとうございました!!」
CREEZAN(コニー株式会社)

日本で一番のシェアを誇るバッグの産地、兵庫県豊岡市。この地で自らを「鞄バカ」という男が作り出すバッグ製品は、なんと純白。ありふれたものではなく、”持つ人の個性を引き立てるものを”と始まった異色のバッグ工場。個性溢れるそのものづくりは、確かな技術があってこそ成立する。”一度見たら忘れない”唯一無二の存在感を放つ大人のバッグです。

所在地:〒668-0062 兵庫県豊岡市佐野81-5 豊岡鞄団地