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スペシャルコラボ企画 扇原選手インタビュー

- 扇原貴宏(プロサッカー選手)× 山田敏夫(ファクトリエ代表)

山田
工場さんとオンラインでつないだ「オンライン工場見学」をやりましたが、もの作りを見たり、商品を見たりして、何か思うことや感じることはありましたか。 たぶん、初めて見たと思うので今が一番新鮮な感覚かなと思うんですけど。

扇原
一つ一つのものが作られていく中で、こういう過程があるんだなっていうか。こういうこだわりがあって、商品ができてるんだなと感じました。 自分は、服屋で服を買うだけですけど、商品作りでこだわりの機械があるというのは全く知らないことだったんで、もの作りの過程やこだわりがすごく新鮮でした。 ただ作ってるだけじゃないっていうか、作ってる側の人たちのこだわりがすごい伝わってきました。

山田
逆に、僕は全然アスリートの世界を知らないんですけど、もの作りで言うと、簡単にできるものって簡単に壊れたり、簡単に悪くなるんですよ。
さっきみたいに2年半とか3年かけて改良しながら機械を作ったりもしますが、その3年間って収入が入ってこないんです。 それでも、600万で買った機械に対してさらに1000万の追加費用をかけて機械を改造する。 しかも実際に商品を作る際の工程では、手作業で1920本の糸を一つ一つ通していくみたいな。あれだけ手間をかけて作るから逆に長く続くものができたり、その技術って長く活かせるんですよ。

その辺ってスポーツやサッカーも似た部分があるのか。いや、結構そこは違う部分が多いですねって話なのかどうですか。

扇原
めちゃくちゃ似た部分があると思います。サッカーを始めてすぐ試合に出て活躍できるかというとそうじゃない。 地道な練習だったり、積み重ねがあって試合で活躍できたり、結果がやっと現れるところだと思う。 そういう積み重ねる部分、誰もわからない部分ですけど、その部分はもの作りもサッカーやアスリートでも一緒なのかなって思いましたね。

山田
やっぱり近い部分はあるんですね。

扇原
あると思います。努力があって良い商品ができるというのを感じることができたし、アスリートの部分でも、積み重ねがないと本当に自分の身にならないので。

山田
積み重ね。

扇原
そう。積み重ねる部分は、似てるのかなと思います。 これだけ時間をかけてこだわったものを作っているからこそ、作ってる人の自信が商品に表れるのかなと思います。やっぱりいいものはいいんだなと。

山田
若くしてスターになる選手もいるじゃないですか。すぐにスターになってしまったら、それを維持するのが難しい場合ってアスリートであったりするんですか。 それとも1回スターになればそのままいけるんですよって話なのか。
もしくは、簡単にスターになったらそこは落ちるのも早かったりするのか。その世界ってどうなんですか。

扇原
簡単にスターになれる人はいないと思うんですよ。どんなに才能があったとしてもそこに行くまでにその人なりの努力はしていると思う。 才能だけでそこにいける人っていうのは、なかなかいないのかなと。 ただ、それを維持するのっていろんな誘惑があったり、期待されてのプレッシャーだったりがあるから、スターになって潰れてしまう人もいると思います。

山田
僕がすごく仲の良い友人がいて、その友人の話だと、芸能界などで運とタイミングですごく有名になっちゃった人は、なかなか続かなかったり、また運とタイミングを目指すんですって。 なので、運とタイミングの人は、また良いプロデューサーいないかなとか、なんかいい話来ないかなと、ずっと運と縁を探し続けるって話を言ってて、面白いなと思ったんですよね。 逆に、地道にやってきた人は、一度落ちたとしてもそこからまた積み上げることを覚えてる。だからまた地道に積み上げていくことができる。

扇原
そうですね。積み重ねている人って細かなことでも続ける力を持っているし、何かあったときでも積み上げてきたっていう思いが自分の中にあるからこそ、通ずるものがあると思いますね。 継続できるか、ずっとトップにいつづけることができるのかというのが変わってくると思います。 一度活躍したから満足してしまう人もいるだろうし、継続する力で変わってくるのかなと思ったりします。

- プロになって活躍するという目標があった

山田
なるほど。扇原さんが大事にしてる価値観や思想などあったりしますか。

扇原
僕は、才能があるほうじゃないんで、継続することだったり、1人で努力するとか、1人で頑張るとか、なんかそういう地道なところや、気持ちの部分で妥協しないことを大切にしていました。

山田
具体的に何かあるんですか。素人がわかるような何かありますか。

扇原
才能があって、自分よりもサッカーがうまかったけどプロ選手になれなかった人たちもたくさん見てきました。 努力しているとき、頑張ってるときにはなかなか結果が出ないこともあるけど、結果が出たときにやっぱり続けてきて良かったと思えることもあります。
環境のせいとか、人のせいにしなくて良かったなとすごく思える時がくるから、悔しいことがあったときに、そういう考え方を持ってるだけで、頑張り方がわかるというか、 もう1回立ち直れる方法が、自分の中であるというか。
こういうふうにすれば、もう一度チャンスが回ってくるし、すぐに結果が表れるか分からないですけど、自分の中で自信が芽生えてきたり。 いろんな挫折を繰り返しながら、何かこういうことが大事なんだっていうのを築いてきた感じですね。中学時代とか高校時代とか。

山田
結構あれなんですね。中学・高校で紆余曲折ありながら、すぐには結果が出ないかもしれないけど、そういう中でも自分がやっていくことによって、 どっかでは結果が出る可能性があるから、変わらずに他人よりもやり続けるんだ!みたいな心理に行き着いたのは、もう中学・高校ぐらいのときからあったんですね。

扇原
そうですね。その時にしんどいから辞めていく人もいましたけど、自分の中ではっきりとプロになって活躍するっていう目標があったからかもしれないんですけど。 そういうところで負けたくないっていう自分がいて。 それで少しずつ一歩ずつ成長していったっていう実感があったからこそ、続けることと、あとはもう負けたくないから、そういう単純な気持ちの部分も大きかったと思います。

山田
それはライバルがいたんですか。それとも自分自身の話ですか。

扇原
自分ですね。 ただただプロになって、サッカー選手になって活躍することしか考えてなかったから。 逆に言うとそれ以外はやってこなかったんで、そこだけは負けたくなかったし、その目標を達成するためにずっと続けてきた感じですね。

山田
20年後でも30年後でも50年後でもいいんですけど、どんな人になりたいっていうのはありますか。

扇原
地道なことをやったり、変に投げ出さないとか、自分の興味あることは頑張れる性格なんで、自分の好きなものは精一杯、20年後30年後も胸張って続けられる人になりたいかなと思います。

山田
何でそういう人になりたいんですか。

扇原
そういう人の方が、自信があるように見えるというか。堂々と生きていけるかな。 結果はどうなるかわからないですけど、充実した人生になるのではないかと。

山田
それを目指していくときに、僕は無意識だとしてもやっぱり全部繋がってると思っていて、扇原さんにとって今回の取り組みがどういう意味を持つものになったらいいなと思いますか。

扇原
僕自身、洋服に対してすごくこだわりがある人ではなかったんですけど、今日も洋服を着てみてすごい着やすいし、オシャレに見えるというか。 なんかそういう普段から楽だけどおしゃれに見えてるっていうのがあればいいなと思ってたところだったんです。 普段からめちゃめちゃオシャレにこだわりがない人でも、オシャレに見えて何かいいものを着ていれば充実しているし、洋服から充実感を得られると思います。

山田
その洋服が日本製であることや、もしくは地元が近い和歌山県で作られていることって、気持ちとしてはプラスになるものですか。 それとも着心地が楽だから、それだけで十分って感じなのか。何か違う価値って、扇原さんにとってありますか。

扇原
さっきもオンラインで工場を見学できて、和歌山で作ってる、地元で作ってるのを知れたし、一から作るというのを見れたからこそ愛着も湧きます。頑張ってくれてる人たちがいるから、この洋服を着れてるんだなっていうのもすごく感じれたので、 単純に洋服を着ているだけじゃなくて、そういう人たちのおかげかなっていうのも感じることができました。

山田
さっきのありたい姿の夢を持ってそこに向かってコツコツ努力する自信を持ってる人に近づくために、この洋服ってマッチするアイテムですか。

扇原
そうですね。自分が着てるときに自信を持てたら人としての見方も変わってくると思う。 そこはやっぱり、サッカー選手が終わってからも繋がってくると思うので大事なことかなと思います。

山田
一つは自信っていうのがキーワードなんですね。

扇原
なんか充実してそうな人の方が、人として魅力がある人間なのかなと思うんです。 自分に自信を持ってる人ってすごくかっこいいなと思うんで、自分が着ている洋服に対しても自信が持てて行動できるから魅力ある人間になるのかなと。

山田
このコロナ禍で、体を動かすのが難しかったり、在宅もあったかもしれないですけど、トレーニングやストレス解消法・健康法などやっていたことはありますか。

扇原
去年は練習を全くできない時期もあったんで、オンラインでトレーニングをしたこともありました。その時は朝早く起きて、人通りが少ないときに、公園に走りに行ったりしていました。 サッカーできなかったのは辛かったですけど、そういう時でも少しでも何かできることはないかなと思ってやってたことは、走ることくらいかな。

山田
地元、地域、大阪、堺など、何か地域とのエピソードはあったりしますか。プロになって地元の人がめっちゃ応援してくれたとか。

扇原
自分が育ったのは田舎でしたけど、地元しか知らないから、その時は本当に純粋にサッカーだけを楽しんでたんで、サッカーのエピソードしかないんですけど。
オリンピックに出たときは、地元全体が応援してくれたっていうのを親から聞きました。近くの公民館に集まってパブリックビューイングで応援してくれていたのはありました。 地元のみんなや友達もそうですけど、すごく嬉しいなと思ったし、感謝しなきゃいけないなと感じました。学校でも応援してくれていたみたいです。

山田
その地元の方々が、「頑張ってね」っていう応援をしてくれたのが嬉しかったんですね。

扇原
そうですね。僕の場合、地元でスポーツ選手になった人があんまりいなかったんで、だからこそ学校もそうですし、多くの方が応援してくれました。

山田
ちなみにファクトリエのいいなと思うところやファクトリエってこう感じたなどありますか。

扇原
そうですね、知り合いの方からファクトリエを知ったんですけど、実際に見て、着てみて思ったのは、形の良さだったり着心地が違うなと。 自分はすごくシンプルが好きなんですけど、1枚これを着るだけで楽なんだけど鏡を見た時にオシャレに写っているのを感じました。 そういうものの良さっていうのを初めて見たときは感じました。

山田
洋服の中でも、今回ジャケットを選んだ理由は何ですか。

扇原
こういうのはあんまり持ってないのもあったんですけど、出かけるときにオシャレで着やすいものがほしいなと思っていたので、 ファクトリエのジャケットってすごく良いなと思いました。

山田
出来上がったサンプルはどうですか。ボタンカッコイイですね。すごくクール。

扇原
自分が思っていた通りと言うか、ボタンで少しアクセントがつけれたら良いなと思っていたので、出来上がって嬉しいです。

山田
このジャケットは、どんな人に、どんなふうに、どんな時に着てほしいですか。

扇原
オシャレをしたいけど着るのが面倒くさいなって感じている人でも、このジャケットとパンツはすごく簡単に着れて着心地も良いですし、とても軽い。 こういう服を着ていたら自分が引き締まると思うし、ピシッとなるかなと。そういう考えを持ってる人たちにぜひ着てほしいですね。

山田
楽チンでもかっこいい。そういう人は沢山いそうですね。 改めてジャケットの着心地の良さを皆さんに伝えるとしたら。

扇原
すごく軽くて着心地も良くて、どこも苦しい部分がないので着てみたら分かると思います。 ぜひ着やすさ、軽さ、肌触りの良さを皆さんにも実感して頂きたい。なので自分が率先して着ていけたらと思います。

山田
最後に応援メッセージをお願いします。

扇原
そうですね。アスリートとこのような服作りって今まで繋がりがなかったので、サッカーを知ってもらう良い機会になれば良いなと思います。 逆に服作りの工場やものづくりのことも多くの方が知ってくれたら良いなと思います。

スペシャルコラボ商品紹介

※扇原 貴宏(おうぎはら たかひろ)
1991年10月5日生まれ。
大阪府堺市東区のプロサッカー選手。Jリーグ・横浜F・マリノス所属。
ポジションはミッドフィールダー。
2010年セレッソ大阪と契約。
2012年にはロンドンオリンピック代表に選出され、44年ぶりにベスト4入り。
2016年に名古屋グランパス、2017年に横浜F・マリノスへ移籍し、2019年には19年ぶりのリーグ優勝を達成。