令和2年7月豪雨災害支援プロジェクト

豪雨被害が出てすぐ、代表・山田とともに数人のメンバーで被災した人吉市を訪問しました。状況を把握しようと町を歩いても歩いても、変わらない土色の景色。頭上数メートルの高さまで川の水と泥が押し寄せ、一気に家や商店を丸飲みし、町がすべて泥に覆われてしまっている惨状でした。

ただただ呆然とするほかなく、テレビ映像やネット画像、活字からでは感じられないやり場のない複雑な感情。ボランティアで役に立つ前に自分たちの心が折れそうでした。

物資が不足している方に物資を配り歩くなかで出会った方の中には、住む家を失い、涙を浮かべている方もいらっしゃいました。
また、ボランティア医師団「ジャパンハート」のチームが八代市の避難所にいることを知り、連絡を取り合い不足している物資を運搬したり、私たちが提携している工場にも必要な物資を届けてきました。足りている場所もあれば、まったく足りていない場所もあるという物資状況の連携不足を感じながらもできることを行いました。

徐々に復興が進んでいますが、これからもボランティアとして少しでもお役に立ちながらも、ほかにもできることを探しながら、この災害をともに乗り越えていきたいと心から願っております。(ファクトリエ熊本本店 店長 小林正樹)