休日にもおすすめ。
カシミヤ混フランネル100%
毛玉も抑制、プレミアムスラックス

プレミアムなフランネル生地でお仕立てさせていただく、完全受注生産の本格的なスラックス。

海外メゾンブランドも採用する、愛知・尾州の生地工場「西川毛織」が手掛けたカシミヤ混のフランネル生地。

そして、日本トップクラスの縫製工場「那須夢工房」の縫製による、最強タッグでお届けします。

▼同素材のジャケットはこちら

完全受注生産で、ご注文から約7週間でお届け。

肌寒い春先の3月ごろまでがおすすめの生地感です。

お好みのサイズを選んでカートに入れた後、上図カート画面の「お直し設定」から好みの股下をお選びいただけます。

長さに迷ったら、お手持ちのスラックスの股下を測る。

もしくは銀座店でコンシェルジュがお見立てさせていただくことも可能です。

※裾はシングルでのお作りとなります。

①日本だから作り出せた、ハイブリッドなフランネル

②“ハイグレード”な生地。フランネルの適度な毛羽感と、しっとり感も合わせ持つ

③糸になる前の段階で攻める「トップ染め」だから、深みのあるグレーに。

④海外メゾンブランドも認めた上質さ

⑤ストレッチ性もあり動きやすい

⑥3月の春先まで。ビジネスはもちろん、パーカーやニット、ジャケットなど休日カジュアルに最適

⑦皇室からも厚い信頼を得る「那須夢工房」が縫製

⑧源流はラルフローレンにあり。機能性と美しさを追求するものづくり

⑨穿き心地を左右する、腰周りのフィット感

⑩とにかく美しいヒップ周り。美しさとはき心地を両立する「くせ取り」

⑪「膝のくせ取り」が極上のシルエットを生む

⑫ファクトリエ商品開発担当もうなる。お尻ポケットの両玉縁仕上げ

⑬ボタンは天然水牛ボタン、裏地も高級キュプラ100%

①～⑬の特徴を詳しくご紹介します。

この生地を手掛けたのは、愛知県尾州の老舗生地工場「西川毛織」。

実はこの生地、中国などの量産工場では織ることが難しい、日本だから作り出せるプレミアムな生地です。

それは、

経糸に「梳毛(そもう)」
緯糸に「紡毛(ぼうもう)」

の糸を掛け合わせた特殊な生地だから。

少しマニアックですが、

■「梳毛」:
繊維の長い羊毛を櫛(くし)でとくことで、繊維を同じ方向に揃えます。結果、表面がつるんとした光沢が出るのが特徴。オールシーズン向きのスーツ生地に使われます。

■「紡毛」:
一方、「紡毛」は繊維が短い。そして櫛でといていないため、繊維があらゆる方向に向きます。ウールの毛羽を感じられる暖かみのあるウールで、空気を含むため保温性も高い。秋冬のフランネル生地によく使われます。

中国では、梳毛専門工場、紡毛専門工場に分かれています。

そのため、今回のように「梳毛×紡毛」を織ることはできません。

日本のようにあらゆる糸で生地を開発する土壌があるからこそ実現できた、希少性の高い生地です。

梳毛と紡毛を掛け合わせることで、薄すぎず分厚すぎない、暖冬にもちょうどよい厚みの生地感に。

緯糸の紡毛にカシミヤをブレンドすることで、保温性もさらにアップ。

経糸には、18.5マイクロン=Super 100'sの上質なウールを使用。

毛羽が立ちすぎない、適度なふわふわさとなめらかさのあるフランネルに仕上がっています。

適度な毛羽立ちのため、スラックスでも毛玉になりにくいという魅力も.

カラーはグレー。

糸になる前の原毛の状態で、黒、白、グレーに染め上げ、どの色を多くオモテに出すかを絶妙に調整・設計して生み出したグレー。

グレー単色ののっぺりした色味とは全く異なり、しっかりと奥行きがあります。

日本製のスーツやスラックスの生地は、国内だけでなく海外からの評価が非常に高いです。

実際、今回の生地もメゾンブランドから採用されており、その品質の高さは折り紙付き。

ジャケット単品、スラックス単品でも季節感のある装いに。

もちろん上下で合わせると、エレガントなスーツスタイルをお楽しみにいただけます。

なお、ポリウレタンを少しいれることで伸縮性が生まれ、やや厚みのあるフランネル生地でも快適です。

シーズンは、肌寒さの残る春先、3月中旬くらいまでがおすすめ。

ドレスシャツを合わせたビジネススタイルから、カジュアルなパーカー合わせもOK。

毛羽が立ちすぎていないからこそ、どんなジャケットと合わせても違和感なく溶け込みます。

▲同素材のジャケットを合わせるのも素敵です。

縫製は、長年、宮内庁御用達とされてきた日本トップクラスの縫製工場「那須夢工房」。

「宮内庁御用達」について、現在は制度自体はなくなりましたが、今もなお皇室から厚い信頼を得ています。

そんな「那須夢工房」が仕立てる1本はまさに逸品。

その歴史を遡るとその技術力の高さの源が分かります。それはスーツのプロフェッショナルから直接技術指導を受けた数少ない工場だということ。

ラルフローレンのスーツ生産工場を経営し、モデリストとしても活躍していたレオ・ロッジ氏。

那須夢工房は、彼に技術指導を受けたあと、レオ・ロッジ氏の弟子にあたる中島満三氏を顧問に招き、機能性と洋服本来の美しさをさらに追求したものづくりりをしています。

このスラックスの穿き心地の良さは、腰周りの帯の裏に入れられている「バンロール」と呼ばれる“芯”にあります。

このバンロールが入っていることによって、穿けば穿くほど、腰の形にどんどんフィットするように芯が形状変化していきます。つまり、穿き続けることで唯一無二のシルエットが完成するということ。

ちなみに、芯を入れる作業は高い技術が求められるため、芯が入っていないものも多くあります。

実はこの工程は、ミリ単位よりも細かな正確性が要求されます。帯、腰裏、バンロールの3つの生地や芯を重ねて縫製するとどうしてもズレが生じてしまうからです。

難しい工程ゆえにバンロールが採用されたスラックスは世の中にそうありません。だからこそこのスラックスが“プレミアム”である証でもあります。

「あの人のスラックス、とってもきれいだな」と感じる瞬間。

そう感じさせる一つの要素は、ヒップ周りにあります。

お尻の美しさと穿き心地の良さは、スラックスにとって一番重要と言えるかもしれません。

お尻の丸みにしっかりとフィットさせるためにこだわっているのが、お尻の「くせ取り」。スラックスのお尻部分にプレス機をあてて立体的なボリュームを生む工程です。

スラックスのセンタープリーツに沿って左右の足を合わせ、ハンガーに吊るしてみると・・・。

お尻の部分に少し膨らみが出てしまいます。これこそが、くせ取りの証拠。立体的に作られている証。

これによってお尻にフィットした美しさと穿き心地を兼ね備えたスラックスが完成します。

大量生産で機械が全部作るものとは全く異なり、職人の手作業で作られる1本です。

これまでご紹介した、尻のくせ取りや腰のくせ取りに加えて、シルエットを美しするために膝から下にもくせ取りが施されています。

スラックスを正面から見えると細身でタイトなきれいなシルエットにも関わらず、窮屈さがなく動きやすいのはこのくせ取りのおかげです。

普段気にして見ることはあまりない部分にこそこだわるのが一流工場の証。

たとえば、お尻ポケットの入り口には、上下が帯状になっています。これを「玉縁仕上げ」と呼び、ドレッシーなスラックスに用いられる仕様で、このスラックスには上下についていることから「両玉縁仕上げ」と呼ばれます。

この帯の幅(高さ)にご注目。非常に細くなっています。

ファクトリエの商品開発担当も一目見た瞬間に驚きの声を上げるくらい細い。

細ければ細いほど縫製が難しくなりますが、ドレッシーで高級感をぐっと高めてくれる部分です。

ここはジャケットやコートを羽織ってしまうと見えない部分です。しかし見えない部分にも手を抜かないのが一流の職人。そんな小さなこだわりの積み重ねが最高のスラックスを作り上げています。

▲裏地:シルバー。スラックスの太もも前側にキュプラ100%の裏地をお付けします。滑りが良くなり穿き心地も抜群。

▲ボタン:水牛(ブラック)

こだわりの1本をぜひ。