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ちょっとだけジーンズに詳しくなれるお話です

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ちょっとだけジーンズに詳しくなれるお話です
商品深掘り
2021.01.06
小林 正樹
こんにちは!熊本本店の小林です。
今日はファクトリエの「プレミアムリジットジーンズ」をちょっと深堀してみたいと思います!

ジーンズに縁遠い方でも、ジーンズのことにちょっと詳しくなれるはずですよ。
目次
1.プレミアムジーンズって何?
2.ジーンズの生地を織る織機はなぜ旧式を使うの?
3.オーガニックコットンを使う理由
4.リジットジーンズはどうして生デニムと呼ばれる?
5.最初はとにかく固い!おすすめの穿き方

大きくこの5章に分けてお話していきます!
1.プレミアムジーンズって何?
プレミアムジーンズとは、広義ではアメリカ産の高級ジーンズのことで、日本製やイタリア製の生地がベースになっています。

日本製やイタリア製の生地を使用しているハイブランドは、それを主張するかのようにタグをつけていたりもしますが、言えることは日本製の生地が世界的に見ても高品質だということですよね。それに加え、縫製などの技術も世界的に評価されています。

とはいえ、日本のジーンズブランドはまだまだ世界で存在感を示せていません。海外のハイブランドが名を連ねる市場に、日本発のプレミアムジーンズで勝負したい、という想いからファクトリエがチャレンジしたのが、「プレミアムリジットジーンズ」です。
2.ジーンズの生地を織る織機はなぜ旧式を使うの?
「リジットジーンズ」の魅力は第4章で語るとしまして、リジットジーンズは、世界のハイブランドが最も人気のラインに置いているように、ブランドの顔と言える存在です。

なので、ファクトリエで作るリジットジーンズはしっかりと差別化された1本にするべく、「旧式シャトル織機」で織られた生地を使っています。

なぜ、最新式ではなく旧式がいいのか。
それは、新型機に比べて生産性は10倍低いものの、独自の風合いやふくらみを表現できるから。

どうしてこんなに時間がかかるのかというと、経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を通すことで生地は出来上がりますが、最新式は緯糸を空気や水で飛ばすのに対して、旧式は木製の「シャトル」を使って緯糸を通していくからなんです。
▲シャトル(シャットルと呼ばれたりもします)。白糸がはめられていますね。

このシャトルの両端は固い金属になっていて、この端を機械が打つことでシャトルが反対方向に飛んでいきます。そしてまた打ち返してきます。この反復運動によって緯糸が通っていくというわけです。空気で緯糸を飛ばすよりも圧倒的に時間がかかるはずです・・・。

実際こんな感じで織機が動いています。(音量が大きいですご注意ください!)


▲上から見るとわかりやすいかもしれません。(YOUTUBEの再生スピードを0.5くらいにするとよりわかります!)

ポイントは旧式ゆえにほんのわずかに凹凸やムラがあるということ。画一的にきれいに織れる最新式と比べると、旧式では生地の内側に微妙にムラがあるんです。これが逆にそのジーンズ固有の味わいになり、穿けば穿くほど自分色に染まったジーンズに進化するというわけ。
▲ちなみに旧式の織機で織るとジーンズの端がこうなっています。

「セルヴィッチ」や「赤耳」と呼ばれますが、旧式織機で織った証なんです。街でよく裾を折り返して穿いている方を見ますよね。あれは裾が長いから・・・ではなく、あえて折って赤耳を見せることで、ちょっとした主張をしている、というわけ。もちろん裾が長いからという方もいるかもしれませんが(笑)。

ヴィンテージジーンズと呼ばれるものはほとんどこの織機で織られているので、見極めるポイントになりますよ。
生産スピードは6倍も遅い・・・
最新の高速織機と比べると、旧式織機の生産スピードは6倍以上も遅いんです。とても時間と手間がかかります。そして、旧式織機はもう生産されておらずメンテナンスも全て手作業。機械の調子を職人が“耳”で聴き分け、毎日微調整を行いながら生地は生まれます。この大変さを知るとさらにこのジーンズを長く愛用したくなるんですよね・・・。
3.オーガニックコットンを使う理由
このプレミアムリジットジーンズに使用しているコットンは、トルコ産のオーガニックコットン。

オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を3年以上使っていない畑で栽培され、生産現場で働く人々の健康維持と土壌汚染の防止に配慮されています。ファクトリエのプレミアムジーンズを穿くことで、地球に優しいライフスタイルを体現できる。そんな持ち主の内面性が表れる1本かなと思います。

製造工程が非効率的なことに加え、栽培に手間がかかるオーガニックコットンを使用しているため、他のジーンズよりも価格は高めです。しかし、ジーンズに足を通したときの特別感や、相棒として長く使いたいという気持ちを高めてくれるんじゃないかと思います。
ジーンズ1本分に必要な水の量って知ってます?
ジーンズ1本を作るためには、約7,500リットルの水が必要になります。これは平均的な人が7年かけて飲む水の量に相当するという事実。だからこそ、せっかく穿いていただくなら長く、そして自分らしく穿いていただきたいと思っています。
4.リジットジーンズはどうして生デニムと呼ばれる?
さて、リジットジーンズは別名「生デニム」と呼ばれたりします。

ジーンズのほとんどが工場から出荷される前に一度“洗い”にかけて縮ませて納品されます。しかしこのリジットジーンズは洗いにかけず、出来上がった“生”の状態で納品されるので「生デニム」と呼ばれるんです。

この洗いにかけるかかけないかで大きく違うのは、長く穿けば穿くほど自分らしい経年変化が出るところ。糊(ノリ)も付いているのでとても固いのが特徴ですが、だからこそ、股のあたりや膝裏、裾などにしっかりとした「ヒゲ」が入り、ヴィンテージ感がとても増すんですよ。私なんかはおしりのポケットに小銭入れをいつも入れていたので、その形がうっすらとポケット表面に現れて、自分らしい感じも出てきます。なので、愛着が増しちゃうんですよね。
藍の6回重ねで、色落ちをコントロール
リジットジーンズの魅力は、お伝えした通り歳月を経るごとに生まれる独特の変化や色落ちです。

ただ、色落ちのスピードが速いと、長期スパンで育てていく醍醐味が薄れてしまいます。長く熟成させたワインが味わい深くなるように、ジーンズもじっくりと時間をかければかけるほど、素材の良さは引き出されていくもの。ファクトリエのジーンズは生地が破れにくいので、時間をかけて育て上げるにはもってこいです。

製作過程の中で、色落ちに大きく関係するのが染色。

デニムを藍に染める際、染液に白い糸をくぐらせるという手法を取ります。通常、糸を染液にくぐらせるのは1回のみ。しかしファクトリエのジーンズでは、滑車を使用した「ロープ染色」によって藍を6回も重ねているんです!

なぜなら、1回では色が充分に浸透せず、使い込むほどに白くなる「アタリ」がすぐに発生してしまうから。藍を6回重ねるという手法は、色落ちを最適なスピードにコントロールする上で欠かせない工程なんです。
▲右が新品。左が2年ほど穿いたもの。いい味だしてますよね!ちなみに、洗濯回数を減らすことで元の色味をできるだけ保つこともできますよ。
5.最初はとにかく固い!おすすめの穿き方
リジットジーンズは糊がついたままの状態なので、とにかく固いです。

穿く前に一度洗いをかけて糊を落とす人もいれば、固い状態のまましばらく穿き続ける人も。生地が固い状態のときは跡が残りやすく、最もアタリが出やすいと言われているため、一度も洗わずに半年ほど穿き続ける人もたくさんいます。(実際私は2年も洗ってませんでした・・・(笑))

でももし穿き心地を重視する人や「色落ちはナチュラルでかまわない」という人なら、まずは穿く前に洗濯してもOK。

裏返してからネットに入れ、常温で洗ってくださいね。
洗う時の注意点!縮みを考慮する
防縮加工は施していますが、洗濯・乾燥後にある程度の縮みは発生します。

ウエストで約1~2センチ、レングス(股下の長さ)で約2~3センチ。ウエストに関しては、穿いているうちにまた伸びてきます。(なので新品を購入するときはその縮み考慮してサイズを選ぶのがポイントです)

一度洗ったあとのお手入れは人それぞれ。
中にはタライに水を張って手洗いする玄人もいますが、ビギナーの人であれば「汚れたら洗濯機で洗う」という扱い方でかまいません。ただし、他の衣類に移染する可能性を考慮して単独洗いを推奨したいのと、生地のこしがなくなりやすくなるという理由から乾燥機の使用はなるべく避けてください。
手間がかかって手塩にかけて育ててる感じが楽しい
「結局洗うなら、ワンウォッシュのジーンズでいいのでは?」と思われるかもしれませんが、生まれたままの状態から変わっていく過程を楽しむ喜びは、まるで我が子の成長を見守っているみたいなんですよね。ふとした時に、「あ、膝裏がこんなにいい感じにアタリが出てる!」と気づいた時にはちょっと感動します。

手間暇はかかりますが、その分だけ愛着が湧くことは間違いありません。大げさではなく、自分の人生の思い出に残る1本になるはずです。

ぜひリジットジーンズ、試してみてくださいね。
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小林 正樹
お笑い担当としてファクトリエに笑いを届けています。メルマガや商品ページの文章作り、熊本本店の店長でもあります!熊本にいるからこそ九州の工場さんに会いに行って直接お話を聞いたり、現場からしか伝えられない熱さをお届けしています!