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FACTORY

「先染め・高密度」を一貫生産で作る、オンリーワンのコート生地

スタイルテックスのものづくりは、日本の繊維産業の長い歴史と技術を受け継ぎながら、最高品質を常に追求しています。

同社は1893年より、埼玉県にて繊維製造業を営むダイワインターテック株式会社(旧 野原工業株式会社)を前身に、その販売を主たる事業目的として、2012年に設立。

ご自身も勤務していた同社の経験から先染めコート地に特化した製品を作っています。

高い技術力と豊富な経験を活かし、国内外のブランドに高品質なコート素材を供給してきました。

縫製手法

同社が使用するスレン染料は、その日光に対する強い耐性で知られています。これは、コートのように屋外で使用される製品には理想的な染料です。

しかし、スレン染料の取り扱いは非常に難しく、糸をムラなく均一に染めることは、高度な技術と経験が必要とされます。

この染料を使用することは、スタイルテックスの長年の歴史と技術が成し得た成果であり、その美しい生地感はアパレル業界で長年高く評価されてきました。

コンセプト

ベルギー製の改造したピカノール織機を使用して、一本一本染色された10,000本の糸を限界まで打ち込み、高密度に織り上げることにこだわっています。

このプロセスは、トレンチコートやバルマカーンコートといった防風・保温性能が求められる製品において非常に重要。

染色から織り上がりまでの工程で、何度も人の目で品質を確認し、ムラのない織り上がりを実現しています。

この結果、同社の製品は光沢感や色合いが非常に美しく、仕立て上がりも抜群です。

日貿産業との協力関係

▲秋田の日貿産業株式会社

今回スタイルテックスの高密度生地を縫製するのは、ファクトリエとも取引のある日貿産業さん。

縫製技術は50年以上にわたって継承され、日本トップクラスの品質と言っても過言ではありません。

この協力関係により、同社の製品は確かな品質を持って世に送り出され、お客様から信頼を得ています。

品質管理"

なお最高品質を維持するためにも、すべての工程において妥協しません。

原料手配から染色、製織、加工仕上げ、縫製に至るまで、すべてのプロセスで細心の注意を払い、品質管理を徹底されています。

たとえば、1本の糸の不具合によってビーム全体(約500着)が使用不可となる可能性があるため、厳密なチェックとメンテナンスが行われています。

このような品質への強いこだわりが、同社の高品質な製品を支えています。

川上産業としての厳しい状況を乗り越え、ものづくりを市場に向けて発信しているファクトリエの理念に共感いただき、コートを作っていただけることになりました。

今後5年、10年にわたり、常にものづくりとしてのアップデートを続け、市場に近く、お客様に喜んでいただける製品を提供し続けることを目指したいと思います。

スタイルテックス株式会社
スタイルテックス株式会社

糸染~織り上げまで一貫生産を行い、生家であるダイワインターテック(株)にて製造している糸染スレン染料を中心とした高密度コート地を販売

東京都中央区日本橋大伝馬町1-10 日本橋KRビル2階