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FACTORY

雪国・秋田で続く、宮崎製靴のものづくり
きっかけは職人への丁稚奉公
きっかけは職人への丁稚奉公

先代である父が中学校を卒業後、靴の職人に丁稚奉公し職人として働いたのち、20歳で独立、その時に創業したのが前身です。当初は数々の有名ブランドに売り込みに行ったようですが、門前払いが続き、なかなかうまくいかなかったと言います。やはり靴作りは得意でも、売ることは苦手だったのでしょう、一念発起しこれで勝負だということで”宮崎製靴”としてブランドを立ち上げたところ、さっそく70足の注文が入りました。そこからだんだん注文が来るようになり、1人、2人と仲間が増え、20年ほど前に最大80人、今は秋田に30人の職人を抱えるまでになりました。

雪国・秋田で続く確かなものづくり
雪国・秋田で続く確かなものづくり

秋田工場の周りは田んぼが広がり、きれいな田園風景です。土地が安いこともあって比較的工場は大きく、多くの職人さんが働いています。もともと秋田には靴作りにおける「製甲」という工程をお願いしている協力工場があり、その工場を引き継ぐ形で。雪国なので冬を越すための設備を整えるのは大変でしたが、高い技術を持った熟練の職人が東京から移ってくれたこともあり、秋田出身の若い職人とうまく合わさって良いものづくりができていると思います。秋田工場で幹部になっている人は定期的に東京へ研修に行くことで、視野を広く持ってもらうようにしています。

一つ次の作業を考えれば良いものができる
一つ次の作業を考えれば良いものができる

私たちは常にみなさまに喜んでもらえるものづくりを意識し、靴を作っています。具体的には、工場の職人たちが、裁断時の吟味、縫製、吊り込みなど、それぞれ一つ次の工程のことを考えて動く。そうすることで、最終的にすごく良いものができるんです。小さな思いやりの積み重ねが、完成した時に大きな差になっているということをみんなが実感しています。グッドイヤーウェルト製法、逆吊り製法など、宮崎製靴でのものづくりには貴重になっている技術もありますが、その製法を実現するためには、やはり職人同士のハイレベルな”バトンリレー”が欠かせません。

靴作りは繊細で面白い
靴作りは繊細で面白い

底をきれいに貼ったり、磨いてツヤを出したり、靴作りにはどこか人の心を魅了するところがあります。そういった面白さに興味を持ち、ウチで働いている職人は若くてこれからが楽しみな人材がたくさんいます。みなものづくりに誇りを持っているので、例えば革素材に少しキズがあれば「それは自分が値段を出して買いたいものなのか」を真っ先に考えます。それだけまっすぐな心を持っているので、できあがる靴に心配はしていません。あとは彼らが気持ちの良い環境で働くことができるように、しっかりと頑張っていきたいです。

株式会社宮崎製靴
株式会社宮崎製靴

秋田県・仙北郡に工場を構える靴ファクトリー。先代の社長が職人への丁稚奉公していたことがきっかけでスタート。紳士靴業界では誰しもが知っている有名な工場。グッドイヤーウェルト製法、逆吊り製法など、貴重な技術を持つ職人が作る革靴は天下一品。

東京都足立区弘道2-27-4