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今治シャツ特集

タオルに包まれる感触を、
クリーンなシャツで味わう

外見は端正な平織でありながら、実は今治タオルの認定を受けたタオル生地で出来ている。 そんなユニークな商品を、古くから繊維産業で栄える香川県西部のシャツ専業メーカー『株式会社荻田縫製研究所』さんと開発しました。
タオル地ならではの吸水性と保温性、そして肌ざわりに優れたシャツ。開発の経緯と商品へのこだわりを、開発責任者の歳川さんにお聞きしました。

2つの情熱が出会って、
プロジェクトが始まった

―このシャツは歳川さんのアイデアから生まれたそうですが、着想のきっかけはどこにあったのでしょうか?

以前から、シャツづくりに一石を投じられる新しい切り口を模索していました。 実は過去に、タオル地を使ったシャツを企画したことがあるのですが、途中で頓挫してしまって。

―頓挫した理由は?

タオル地でシャツを作るのが難しかったからです。タオル地を織るのは他の素材よりもはるかに手間がかかり、生地にも高い質が求められます。 シャツに適した生地が見つからなかったので一度は諦めたのですが、2年前のある日、たまたま訪れたショップでタオル地が使われているルームウェアを見つけました。 素材の質が非常に高く、タグに記載されていた『丸栄タオル』さんをネットで調べたところ、今治市の老舗タオルメーカーであることが分かって。 この生地ならシャツを作れるかもしれないと思い、HPからメールを送りました。

―感触はどうでしたか?

社長から直接返信がありました。聞いて驚いたのですが、『丸栄タオル』さんは10年ほど前にタオル地でカジュアルシャツを開発されていたんです。 最終的にはお蔵入りになったのですが、社長はシャツ作りへの情熱をずっと持ち続けていて。 話はトントン拍子で進み、すぐさまオリジナル生地の製作に取りかかりました。 見た目をシャツに見せるために、本来タオルメーカーが使用しない80番手の細い糸をベースにしたのは、チャレンジングな試みだったと思います。

縫製は香川県三豊市にある自社工場で行いました。 タオル地には、バスタオルによく見られるような糸がループ状になった“パイル”という種類があるのですが、 “パイル”は生地を織る際に針が引っかかってしまうのが難点。 そこで先端の丸い針を使い、引っかかりを防ぐことでスムーズな縫製を実現しました。

着心地の良さと、
見た目の良さを両立

―最初はドレスシャツを作る予定だったとお聞きしました。

洗いざらしの商品をサンプルでお見せしたところ、ファクトリエ側からカジュアルシャツを提案されました。 もともとカジュアルシャツを作る構想はあったのですが、良さを伝えるためにはこだわりや製作意図をしっかりと説明する必要があります。 その点、こだわりを汲み取っていただけるファクトリエのお客様であれば良さが伝わると思い、提案に賛同したというわけです。 カジュアルシャツは、タオル地が本来持っているラフさと調和するので、ドレスシャツとはまた違った魅力を引き出せると思いました。

―サンプルを着たときの感想は?

私は30分かけて自転車で通勤しているのですが、リュックを背負っているので、暑い時期はどうしても背中に汗がひっついてしまいます。 しかしこのシャツは、リュックを下ろしたらシャツが背中から自然と離れるんです。

―背中は全てパイル生地で覆われているのですか?

そうです。通常のシャツには、肩から背中にかけて 「ヨーク」という切り替え布が使用されているのですが、このシャツにはヨークがありません。 理由は3つあって、シャツの厚みをなくすため、軽さを追求するため、そして背中にパイルを当てるためです。 全身がタオルに包まれているような感触を味わえるのは、この縫製によるところが大きいですね。 それでいて、ウエストを細く絞るために「ダーツ」という折りひだを入れているので、バックスタイルはすっきりとしています。

パイルが使われているのは背中だけではありません。肌に触れる全ての箇所で柔らかさを感じられるように、 襟や袖口の内側にもパイルを使用。 パイルは肌との間に空気層を作り出すため、暑いときは汗を吸収して体温をクールダウンし、寒いときには保温効果をもたらしてくれます。

生地が透けにくいから、
素肌に着られる

―どういったコーディネートでの着用をイメージされていますか?

ノーネクタイで裾をパンツアウトしてほしいですね。襟の開きが広いカッタウェイ仕様なので、ネクタイを締めなくても襟がきれいに立つんですよ。 カジュアルシーンの活躍を後押しするために、工場でワンウォッシュを入れて麻のようなニュアンスを少しだけ出しています。 シャツを裾から出せるように、着丈もやや短めにしました。プレスすれば、パンツインしてネクタイを締めるフォーマルなシーンでも使えますよ。

―シャツの中にはインナーを挟んだ方がいいですか?

直接肌に着てほしいですね。サーフィンの後に羽織っても気持ちいいと思います。タオル地なので肌が透けにくいんですよ。 耐久性にも優れていて、洗った後の縮小度合いを示す寸法変化率は3%以内です。 肌離れがいいので、首元も汚れにくい。私は同じシャツをすでに50回以上着ていますが、くたびれる気配はありません。 様々なシーンでガシガシ使いまわしていただければ嬉しいですね。

今治タオルカジュアルシャツ

ホワイト

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サックスブルー

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ピンク

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ネイビーストライプ

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株式会社荻田縫製研究所