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工場ツアーレポート #02 | TFC

FACTORY TOUR REPORT

#02 TFC FACTORY at TOYAMA

JULY - 2015

もうすぐ夏本番ですね。そんな夏の熱い企画として、ファクトリエが毎月開催する工場ツアー2015を特集します。
工場見学は、新たな発見と出会いの連続。普段は当選者限定の企画ですので、通常見られない「工場の裏側」を特別総集編として、ぜひご覧ください。

Factory Infomation

ティー・エフ・シー
富山県小矢部市

TFC北陸工場は昭和50年に大手繊維商社タキヒヨー株式会社の100%子会社としてスタート。現在はレディースカットソーに特化した生産を行い、試作設計、裁断、刺繍、縫製、仕上げまでの一貫生産体制を持つ。徹底した品質チェックを何度も行うことでその高い品質を維持している。

Tour Report

総勢13名が参加した富山県・TFC工場ツアー。
年齢は18歳から70歳までと非常に幅広く、在住地域も福岡、愛知、京都、東京などあらゆるエリアから、最寄駅「石動(いするぎ)」に12時半に集合。
訪問したのは、富山県小矢部市にあるTFC北陸工場。森工場長からこの工場で行われている一連の作業内容についてレクチャーを受け、実際の作業現場を見学しました。

まずは生地に蒸気を当てて縮みを加える工程から。
写真手前は蒸気を当てる前。奥が当てた後。明らかに縮んでいることがわかります。時には10cmも縮むことがあり、この作業をしっかりすることで製品になった時に仕上がりが均一になります

生地を裁断する際、複数枚の生地を積み重ねて切っていきます。
裁断前のこの「積み重ね作業」にも人の目が厳しく入ります。ボーダーのような柄付きの生地の場合、生地を積み重ねるたびに柄がずれてしまうと、商品ごとに柄が異なってしまうからです。そのため、赤外線でまっすぐな直線を生地に照射し、その直線に柄を合わせながら生地をどんどん積み重ねていきます。
参加者のひとりが天井を見上げているのは、この赤外線の照射元を見ています。

見学も早々に工場ツアーの醍醐味である「体験タイム」。
今回は、「Factelier by TFC」のロゴと参加者の刺繍ネームが入った巾着袋作り。
ネーム入りの生地が並ぶ光景を見てテンションが上がるものの、袋作りのレクチャーを受けると途端に笑みがなくなる参加者の皆さん。
「これを私が作れるのだろうか…」「縫製なんて家庭科以来…」
と、普段触れることのない業務用ミシンに恐る恐る対峙する様子が印象的でした。

森工場長から細かく指導を受けながら、針を一心に見つめ、ゆっくりと丁寧に、針を進めます。
「ここでどうしたらいんですか?」と確認しながら慎重に縫っていきます。
特に苦戦したのは、巾着の口の部分。真っ直ぐに直線を縫い口部分を補強するため、90度に生地を回す必要があるのですが、これに四苦八苦。やっとの思いで出来上がった!と思いきや、斜めに縫ってしまっていたり…。

洋服づくりに欠かせない「仕様書」まで用意されており、まさに本格的な体験となりました。

職人さんなら数秒で終わってしまう工程に何十分もかかってしまった巾着袋作り。しかし、だからこそ職人さんの技術の高さや速さに脱帽しながらも、これだけ小さい商品でも様々な工程を通して作られているんだ、というモノづくりの大変さと職人に感謝する工場ツアーとなりました。

Factory Item

クルーネックTシャツ/ブラック
Factelier by TFC
¥ 6,800 (税抜)

ファクトリエのクルーネックTシャツは、カジュアルにもキレイめにも合わせやすい、詰まり過ぎず開き過ぎないネックのバランスを意識しデザインいました。一枚でカジュアルに着るもよし、ジャケットのインナーにもさまになる、程よい上質なカジュアル感が特徴です。