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ファクトリエのオーダースーツのこだわりについてお伝えする特別企画。第三回はスーツのスタイル・パターンについてお届けします。
ファッションディレクター大住憲生さんにスーツについてアドバイスいただきました。
スーツは誠実さをあらわす服ですから、大袈裟なものではなく、どれだけ普通に見えるかが肝要です。スタイルはベーシックで、仕立てには細部にまで心遣い、気遣い、つまり丁寧に縫い上げられていることが大切です。
スーツは時代性と無縁ではありません。バブル時代は、大きな肩パットの入ったダブルのスーツが主流でしたし、現在は等身大の自分を表現するジャストフィットが主流です。過剰な装飾性は排除すべきで、スタイリングも生地もシンプルに見える方が好ましいでしょう。
トラウザースはテーパードよりはスリムがいいですね。トレンドとしては、裾上げはシングルで短かめですが、靴のアッパーにかかるくらいの長さが理想形。じつは、これが足長に見せる秘訣です。
スーツのトラウザースにおいては現在ではノープリーツ(ノータック)が主流になりつつあります。仕事着ということもあり、腰回りがすっきりしていて軽やかに見せた方がいいですね。その方が、「仕事ができる男」を演出できるでしょう。
スーツは信頼を表すものですから、過剰であってはいけません。ただ、時代性を表現していることは重要です。一歩先でも遅れてもいけません。ラペルの幅、着丈の短長、ウエストのシェープなど、時代にあわせたラインに仕上がっていますね。
「普通のスーツ」だからこそ、自分自身が際立つのです。ぜひ多くの人にファクトリエのような、技術、時代への考え、気持ちを込めて作られたものを着てほしいと思います。
プロフィール:大住憲生 ファッションディレクター1954年生まれ。 「ENGINE」「GQ JAPAN」などでファッションエディターを歴任。 現在、株式会社モア・トゥリーズ・デザインで取締役スーパーバイザーを務める。
ファクトリエのアイテムの中で多くのお客様から特に支持をいただいているアイテムを集めました
ファクトリエのオーダースーツのこだわりについてお伝えする特別企画。
第三回はスーツのスタイル・パターンについてお届けします。
ファッションディレクター大住憲生さんに
スーツについてアドバイスいただきました。
vol.3
「普通の服」が、いちばん難しい
スーツは誠実さをあらわす服ですから、大袈裟なものではなく、どれだけ普通に見えるかが肝要です。スタイルはベーシックで、仕立てには細部にまで心遣い、気遣い、つまり丁寧に縫い上げられていることが大切です。
スーツは時代性と無縁ではありません。バブル時代は、大きな肩パットの入ったダブルのスーツが主流でしたし、現在は等身大の自分を表現するジャストフィットが主流です。過剰な装飾性は排除すべきで、スタイリングも生地もシンプルに見える方が好ましいでしょう。
トラウザースはテーパードよりはスリムがいいですね。トレンドとしては、裾上げはシングルで短かめですが、靴のアッパーにかかるくらいの長さが理想形。じつは、これが足長に見せる秘訣です。
スーツのトラウザースにおいては現在ではノープリーツ(ノータック)が主流になりつつあります。仕事着ということもあり、腰回りがすっきりしていて軽やかに見せた方がいいですね。その方が、「仕事ができる男」を演出できるでしょう。
スーツは信頼を表すものですから、過剰であってはいけません。ただ、時代性を表現していることは重要です。一歩先でも遅れてもいけません。ラペルの幅、着丈の短長、ウエストのシェープなど、時代にあわせたラインに仕上がっていますね。
「普通のスーツ」だからこそ、自分自身が際立つのです。ぜひ多くの人にファクトリエのような、技術、時代への考え、気持ちを込めて作られたものを着てほしいと思います。
プロフィール:大住憲生
ファッションディレクター1954年生まれ。
「ENGINE」「GQ JAPAN」などでファッションエディターを歴任。
現在、株式会社モア・トゥリーズ・デザインで取締役スーパーバイザーを務める。
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